ステップブラザーズ

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敬浩side






人「お待たせしました！彰吾です」





「彰吾君可愛いね〜

俺、敬浩！よろしくね」






彰「…」






「直人うるさくない？大丈夫？

俺、直人達の先輩だからさ！

何か困った事があったら言ってね？」







人「ちょっと敬浩さん！笑」






彰「うるさいよ！めちゃくちゃしつこい」







人「え、彰吾？」





「あ、やっぱり？笑

ごめんね、うちの直人が」






彰「おじさん、物分かり良いんだね」






「まぁ大人だからね？」





彰「うざいけど、直人よりはまし」






「本当？良かった！」





彰「てか、何で壱馬抱っこしてるの？」





「車の中で寝ちゃったから

抱っこして連れて来た！

下ろした時に起きたら可哀想でしょ？」







彰「寝てる壱馬、初めて見た」






「そうなの？」





彰「部屋は違ったけど施設一緒だったし

HIROの家でも一緒だったけど

皆よりも遅く寝て、早く起きるから

誰も寝顔見た事ないよ、昼寝もしないし」







「そうなんだ！じゃあレアだね」






彰「だね」






「彰吾は何してたの？」





彰「漫画読んでた。皆いないから」





「寂しいんだ？笑」






彰「そんなんじゃないわ！」





「はは笑…可愛いじゃん

直人、一緒に遊んでやれよ？」





彰「俺が遊んであげるんだよ」





「そっか笑じゃあ彰吾、直人のこと

よろしく頼んだ！」






彰「任せろ！」






「おう！」






人「子供の心掴むの早いっすね笑」






「まぁ2人も育てたし」






壱「んっ…」







「起きたかな？」






壱馬が怖がらないように

壱馬の背中や頭を摩る







「壱馬君、車の中で寝てちゃってたから

お家に連れて帰って来たよ

気持ち良さそうに昼寝してたね」







壱「…」






抵抗するかと思ったけど

俺の服をぎゅっと握って

そのまま動かない






「まだ眠い？部屋まで行く？」






壱「…」





臣「兄貴、そろそろ送ってよ」




「今、壱馬君見てるでしょ？」




臣「ｯﾁ」





「壱馬君、部屋行こうね！」





臣「部屋2階の1番奥の1個手前ね」






「おう、ありがとう！」





壱馬を部屋に連れて行きベッドに下ろす






「今日、お肉美味しかった？」





壱「…」





「臣怖くない？俺がいない時

口悪いし怖いけど、きっと臣が

助けてくれるからね

また来るから、一緒にご飯食べよ！」






言い聞かせるように、壱馬君と離れ

臣の元へ向かった

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