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広臣side
久々に帰って来た家
広が保育園から帰宅して
びっくりさせてみた
「広!ただいま!」
広「…おかえりなさい」
「ビックリした?」
広「…コクッ」
「はは笑相変わらずだな、可愛い笑
おいで、久々に抱っこしよ」
広「フルフル…」
「何で?」
剛「広〜何してんの?
手洗ったなら、早く始めて」
「始める?何を?」
剛「何をって、勉強でしょ
もうすぐ小学生だしやらせないとね」
「あー、そうだったな。俺も頭悪いし
そこは何とも言えんけど」
剛「ほら、臣さんは向こうで休んで!
広は部屋。ちゃんとやってね」
広「コクッ」
頷いて、洗面所から出て行く広を
遮ったのは剛典
剛「広、返事」
広「はい…」
「そこは無理にやらせなくて良いんじゃね?」
剛「小学生になって、一番最初にやる事って
何か知ってる?臣さん」
「んー自己紹介?」
剛「入学式の返事だよ」
「あぁ…」
剛「とにかく、今のままじゃダメだよ
臣さんは広を甘やかさないで」
「別に甘やかしてはないだろ?
ただ、あの子に厳しくしたら」
剛「ダメなんだよ!それが!
今まで甘やかしすぎた!
わからないだから教えなきゃでしょ!
臣さんだって普通にしてればって
言ったじゃん!!年長の子が当たり前に
してる事、ちゃんと広にやらせて!」
「あぁ、わーったよ。俺には理解できねぇ
でも、エリート卒のお前が言うなら
それが正しいんじゃねぇの?
俺、風呂入ってくるわ」
イラッときた。
珍しく声を張り上げて、怒鳴ってきた剛典
今までそんな事なかったのに
確かに最近、広を見てなくて
今1番あの子を理解してるのは剛典だ
あいつに任せておけば大丈夫かな…
冷静になって、風呂から上がった
剛「だから違うってば!!
何でできないの!?このバカ!
もう一回!ここから!」
剛典の声だけが、響いてるこの家
剛「字が汚い!何でお前は!!
頭悪いなぁ…違うつってるだろ!」
これがあいつのしたい事か?
それとも、あいつがそうやって
育ってきたのか?
ガチャ
「なぁ、剛典。腹減った
もう時間も時間だし、飯にしよう
広も、こっちにおいで」
広「フルフル」
剛「これ終わるまで、広はご飯ダメって
約束なの。臣さんは先に食べてて」
本当にこれで、良いのか…?
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rinrin(プロフ) - お話読ませてもらいました。続編が気になるのでパスワード教えてください。 (2020年12月19日 15時) (レス) id: 2a4f6b24d4 (このIDを非表示/違反報告)
haru - 完結!面白かったです!これからも更新楽しみにしています。 (2020年12月19日 13時) (レス) id: f1aad5d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りりー(プロフ) - いつも楽しみにお話を読ませて貰ってます!!続編が気になるので、パスワード教えてくれませんか? (2020年12月19日 0時) (レス) id: bf41ba01a6 (このIDを非表示/違反報告)
haru - 毎日更新を楽しみにしています!パスワード教えてください! (2020年12月11日 21時) (レス) id: f1aad5d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャック(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいています!パスワード教えてくれませんか? (2020年12月1日 22時) (レス) id: 6be2606f17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:lolww | 作成日時:2020年7月6日 19時