家族になりたい

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剛典side





臣さんの子供とかいう奴が


家に現れた



DNA鑑定なんかしなくたって

親子って言えるくらい、似てる




子供なんて、確かに可愛いけど

一緒に暮らしたら、育てるとなると別



やらなきゃいけないこと多いし


放っておけなくなるし


面倒くさいことだらけじゃん




それに、俺には

臣さんといる限り、子供なんて

絶対にできないのに…





違う女の人との子供なんて


一緒に居たくない…





そんな事思っていると


聞こえてきた声





どうやら、この子供は

ご飯をほぼ食べてないらしい






臣「お腹空いてるだろ？」




広「ﾌﾙﾌﾙ」





臣「そーいう問題じゃねぇ。

お腹空いてるなら、空いてるって

ちゃんと言え。ここでは何も

我慢しなくていい」






広「少し…」





臣「よっしゃ！じゃあ、何か作るから

岩ちゃんと遊んでて？」







「え、俺？」






臣「他に誰も居ないだろ笑」






「え、、俺…」





広「ﾌﾙﾌﾙ」





臣「じゃあ、広！こっち来い！

お前も、手伝え〜」






広「…ｺｸｯ」






「ごめんだけど、俺は寝るよ」





臣「え、剛典は飯食わねぇの？」






「うん、いらない」





臣「そっか…じゃあ、ゆっくり休めよ？」






「うん、おやすみ」






なるべく、子供を見ないように





臣さんは、多分…




あの子供を見捨てるなんてしない





きっと、育てるって言うと思う




そう言われたら、俺はどうする？





だって、俺の子供じゃないんだよ？




臣さんが、他人と作った子供だろ？




俺、ちゃんと愛してあげれるかな…






ダメだ、、、考えても無駄だ！




どちらにせよ、事務所が動くことになるし




また、面倒なことになるぞ、、、





はぁ、、やめやめ！！



もう、寝よう。うん。




それで、明日からまた仕事に行こう





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