家族になりたい

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臣side






剛「あ、広寝ちゃったよ」






「お昼寝しなかったからかな」






剛「朝も早かったし、緊張しただろうしね」






「だな。保育園のおかげで

できるようになる事も

これから沢山あるし頑張って貰おう」






剛「そうだね」




仕事が終わって、広を家に連れて帰り

夕飯の準備をした





「広、起きないな」





剛「明日も保育園だし、起こす？」




「うん」




夕飯を食べて、広は一人でお風呂に入って

その日は特に何もせずに寝た





次の日





剛「さっ、広！行っておいで？」





広「んぅ…」





「広、大丈夫だよ！」





一度どんな場所か知ってしまったら

何を言っても動いてくれない広





どうやら保育園は嫌みたい…






「ぬりえあった？」





広「ｺｸｯ」





「じゃあ、パパにプレゼントして！

保育園行って、ぬりえしてきて？

それをパパにちょーだい？」







広「…うん」





「ありがとう。じゃあ、いけるな？」





広「ｺｸｯ」





広ﾏﾈ「よし、じゃあ広くん！行こう！」






「ごめんね、お願いします！

広いってらっしゃい」







剛「バイバイ、広！」







俺らも、上手くやっていけるのか

すごい、不安だったけど

復帰したてで、仕事が山積み

仕事をして、事務所で広の帰りを待った








ｶﾞﾁｬ







広「パパ！」






「広！！」






広「ただいま！」





「おかえり！」





広「たか君ただいま！」





剛「おかーえり！」




広「はいどーぞ」




上手に塗ってあるぬりえ





「お！ありがとう、広！」





広「たか君も」





剛「うわ、上手！ありがとう！」





広「あのね、お友達！」





「友達？できたの？」





広「うん！」





剛「何ていう子？」





広「まぁくん！」





「まぁくん？」




広「うん」




剛「そっかぁ、広すごい！

もうお友達できたんだね〜

明日も楽しみだね！」






広「うん！」





そうだ、人見知りのわりに

早く友達ができたな…

やっぱり、環境なのかな。

もっと沢山できると良いなぁ…






その日の夜、連絡帳を確認すると

まぁ君の正体はは、愛空(まなと)君という

男の子でクラスの人気者らしい




広は、上手にできたぬりえを

剛典と一緒に、どこが大変だった〜って

楽しそうに話して、ぐっすり眠った





心配なさそうだな！

って思ってたけど



安心するのは早すぎたね…

ごめんね、広。

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