検索窓
今日:40 hit、昨日:4 hit、合計:165,781 hit

__29 ページ30

広臣side





「こぉくーん!」




お店に着いてからも

剛典に引っ付いてグズグズしてる

というか、いじけてる…?





剛「広、臣さんごめんねだって

良いよーって言ってあげな?

広の為にやってくれたんだから

いじめようとしたんじゃないよ」







「良いよ、もう。ほら肉食べな!」





そのままご飯を食べて

家に帰って来たけど

相変わらず、広は剛典の腕の中





俺は、夕飯の準備を始めた






剛「広、寝たよ」





「ん、サンキューな」





剛「気にしてる?笑」





「別に…そんなに嫌だったかなって」




剛「きっと病院自体、記憶になくて

初めてだったんだよ

臣さんに抱き付けば、助けてくれると

思ってたけど、抑えられちゃったから

広は、びっくりしたんでしょ…笑

まだまともに喋らないのに

すぐに理解する訳ないよ」






「だな…」





剛「俺、残りの保育園の準備

してくるね〜」





「あぁ、助かる!夕飯全部作って

広が起きたら食べれるようにしとくな」





剛「はーい!」





数十分後…

外はすっかりオレンジ色になっていた







「あ、やべ…剛典〜!」





剛「ん?できたー?」





「ちょっと、夕飯の買い忘れと

明日も雄大さん来るのに何もないから

俺買ってくるわ」







剛「わかった!あ、そしたらさ…

お名前シールみたいなのも買って来て!

入園準備の資料に書いてあったから」







「わかった!じゃあ、広のこと

よろしくな」





剛「気をつけてね〜」





お目当ての物が見つからなくて

色んな店を転々として

帰る頃には、外が暗くなってた




「やべ…遅くなっちゃったな」





ガチャ





「ただいま〜!」






剛「あ、帰って来た!臣さん早く!」





「どうしたー?」





声のするリビングに向かうと

広が剛典の腕の中でまた泣いてる




「まだ機嫌悪いの?」






剛「俺が抱っこしても、泣き止まなくて…」






「俺でも無理だろ…広、こっち来る?」





手を差し伸べてみると…





広「…グスンッ、ぱ」





「え?」





俺の方に来た広。

それに、今


「今、何て言った?

どうした?何で泣いてる?」






広「パ…パグスッ

い、ない…いなかっ、たぁ(泣)」








「お前、今パパって…」






剛「あ、起きたら臣さん居なくて

居なくなったと思ったとか?」






「そうなの?」






広「う、ん…おこ、てから…

きら、い…なった」

__30→←__28



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (159 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
333人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

rinrin(プロフ) - お話読ませてもらいました。続編が気になるのでパスワード教えてください。 (2020年12月19日 15時) (レス) id: 2a4f6b24d4 (このIDを非表示/違反報告)
haru - 完結!面白かったです!これからも更新楽しみにしています。 (2020年12月19日 13時) (レス) id: f1aad5d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
りりー(プロフ) - いつも楽しみにお話を読ませて貰ってます!!続編が気になるので、パスワード教えてくれませんか? (2020年12月19日 0時) (レス) id: bf41ba01a6 (このIDを非表示/違反報告)
haru - 毎日更新を楽しみにしています!パスワード教えてください! (2020年12月11日 21時) (レス) id: f1aad5d1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ジャック(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいています!パスワード教えてくれませんか? (2020年12月1日 22時) (レス) id: 6be2606f17 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:lolww | 作成日時:2020年7月6日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。