お父さんがどんなに僕を嫌いでも

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亜夢side







お父さんが、僕の前で

楽しそうにしてるの、何年ぶりかに見た




「パパ」って呼んでも良いって…



最初は、何だかお父さんじゃないみたいって

怖くて、すごく変な感じだったけど

お父さんが、楽しそうに、嬉しそうに

笑ってて、僕にも優しくて

その優しさが、ママみたいで

あぁ、パパだなって…

今のパパなら、きっと

優しくて、幸せになれるなって思った







手を繋いで、歩いて家に帰った






亜「亜夢、皆とどんな話ししたの？」







「グループの話とか

パパのお仕事の話とかした！

DVDも見せてもらったよ！」







亜「そうなんだ！何のDVD？」






「ライブのやつと、ひるの流星！」






亜「ふっ笑…亜夢、ひるの流星じゃなくて

ひるなかの流星だよ笑」






「え…ひるの流星だったよ！笑」





亜「ぶっぶー笑」






「ライブ、こっち見ろよ！ちゅー

ってパパやってたよね！笑」






亜「バカにしたなぁ？笑」





「してないよー！」





亜「まったく笑

パパどうたった？」






「カッコ良かった！！

あれ、どうやったら見れるの？

僕もライブみたい！」







亜「会場来れば見れるよ！

今度、またライブあるから

連れて行ってあげる！」







「うん！テレビに映ってた人達みたいに

フラッグ振るね！パパーって！笑」







亜「うん！笑亜夢の事見つけて

手振ってあげるからね！」







「見つけられるの？」






亜「パパは、亜夢と亜輝のことは

すぐに見つけられるんです〜」







「えぇ、ほんとー？笑」







亜「ホントだよー！」






「じゃあ、約束ね！」






亜「うん！約束な！」






「へへぇ笑」






亜「よし、着いた！

久しぶりだなぁ〜！」






「うん！久しぶり！」





亜「行こっ！」





「うん！」





ｶﾞﾁｬ






亜「亜輝〜！ただいまー！」






輝「パパ、おかえり！」





輝「あ、もしかしてあむ？」






「うん」






輝「へぇ！カッコいいね！

初めてみたよ！」







亜「そうだな！笑

亜輝〜？亜夢、頭良いから

負けないように頑張れよー笑」








輝「えぇ、無理だよ！笑

亜夢、べんきょー教えてね？」







「うん、良いよ！

よろしくね！」







輝「よろしく！」






亜「亜輝〜！亜夢はお兄ちゃんだぞ？」






輝「亜夢にぃ！！よろしくね笑」






「うん！笑よろしく！」






初めて、お兄ちゃんって呼ばれた…

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