お父さんに何を言われても

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亜輝side




ついに、JDCの日が来た




「ふぅ…」






チ「おはよう、亜輝」






「お、おはよう」





ヒ「今日、頑張ろうな！」





ケ「頑張ろうぜ！」






「うん、頑張る！」





一緒に会場に向かって

リハーサルをした




他のチームのリハを見ていたら





「え、何で…」





チ「あれ、亜夢君だよね？」





「うん…」





ヒ「話しかけなくて良いの？」





「俺、あいつのこと嫌いだから」





俺は、その場から逃げた







？「あ、いたいた笑」





「玲於君…」





玲「何で逃げる？」





「玲於君は知ってたの？」





玲「ごめんな、亜夢が出るって

昨日の夜知ったんだよ」





「何で言ってくれなかったの？」





玲「言ったらどうしてた？」






「それは…」





玲「お前は、動揺してた。

そして、出ないって言うかもしれない

行きたくないって言うかもしれない」







「…」







玲「そんな奴に、言えないだろ」





「でも…」





広「お前、何のために

今までやってきたんだよ」





「広斗さん、来てたの…」




広「今着いたんだ」





「あっそ」





広「んで今まで

何の為にやってきたんだよ」







「…」







広「お前の、大好きなダンスだけは

亜夢に負けたくなかったからじゃねぇの？」






「うん」






広「だったら、今ここで戦わなきゃだろ

ちゃんと、ステージに立って、踊って

あいつを、見返してこい」






玲「亜輝なら大丈夫だよ

亜夢は、キッズのチームで出るけど

お前は、大人と、しかもプロのダンサーと

一緒に踊るんだぞ？

レベルの差、見せつけて来いよ」








「うん…俺、トロフィー持って帰ってくる」





広「頑張ってきたんだから大丈夫だよ

ほら、チハルのところ行けよ」






「うん！ちゃんと、見ててね！」





広「おう！」






絶対に、亜夢には負けない…


優勝するぞ！






チ「あ、帰って来た」





「ごめん…俺、亜夢に勝つから！

絶対に優勝する！」





ヒ「当たり前だろ！一緒に頑張るぞ」





「うん！」





ケ「よっしゃあ！いくぞ！」






「おう！！」






ステージ脇に行く時、亜夢とすれ違った






夢「亜輝…」






「…」






チ「亜輝！いくぞ？」






「あ、うん！」






本番は、今まで以上に

良いダンスができた


人前で踊るの初めてだったし

凄い歓声で嬉しかった





でも、お父さんがいた気がした…

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