DREAMERS

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北人side





何だか、幸せな世界に来た




その世界は、俺と壱馬しかいなくて





壱馬と一緒に歌を歌ったり


一緒にテレビを見たり


手を繋いで、事務所に行ったり


壱馬ったら、事務所なのに


キスしてくるんだよ？

長いから、ビックリして目を開けた





あれ？…視界がぼやけてる







？「ほ、くと？」






「か、ず、、ま…」






壱「北人！！良かった！！先生！！」







医「吉野さん、ここがどこか

わかりますか？」








「びょ、いん？」







医「はい、何でここにいるか

わかりますか？」






「…ッ」






思い出した






腕を切って、そのまま…





「わかります」







医「そうですか

今は、とにかく栄養をとる事が大事です

ゆっくりと回復していきましょう」








「はい…」






全部思い出した





まこっちゃんが、俺の事を騙して




皆んな、俺から離れていって




いじめられて



耐えきれなくなった…








「何してるの、壱馬」







壱「お前が運ばれたって聞いて

慌てて来た」







「そう。大丈夫だから

ありがとう、帰って」





壱「北人、あのな？」





「良いから。出てって」





壱「これさっき、マネから渡された。

遺書なんて書きやがって」







「最初は、LDHにいらないって思った…

でも、最近はこの世に

自分の存在価値なんて

ないんじゃないかと思ってさ」







壱「信じてあげられなくて、ごめん」







「良いよ。あの状況だもん

疑われても仕方ないよ」








壱「ごめんね、北人

慎も、反省してるから

許してあげて？」







「良いよ。俺の味方なんていない

今更、事実を知ったところで

もう、俺がやったっていう事は

変えられない…全てを失ったんだ…

あのまま死ねたら楽だったのに」








壱「死ぬな！死なせない！」








「生きる意味なんてない！」







壱「俺が、北人の生きる意味になる！

俺のために生きてよ！

好きだよ、北人

だから、俺のために生きて？

一緒に、生きて行こうよ！」








「壱馬…本気？」







壱「あぁ。好きだ、北人」






「壱馬」






壱「北人は？」







「俺も…」






壱「北人ごめんな？」





「壱馬…(泣)」





壱「ﾁｭｯ…」






「ん、ここ病院…恥ずかしい」






壱「最高に可愛い…ﾁｭｯ」






「んぅ…もう、壱馬！」






決めた




壱馬、俺は一生




お前について行くよ

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