DREAMERS

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龍友side





俺は、慌てて事務所に向かった


涼太以外のメンバーとマネージャーは


既に会議室に揃っていた





亜「龍友君、どう言う事！？

知ってたの？」







「わからん…俺もテレビで…」






玲「涼太君、何考えてるんだろ…」





遅れてやってきた、涼太





涼「遅れてすみません！

おはようございます！」






「涼太、どう言う事や！！

お前、岩城さんとできてたんか？」






涼「…うん、そうだよ」






「何で…何でなん！？」





涼「俺、自分よりも大人の人が好き

守ってくれる様な、優しい人。

岩城さん、ずっと優しくしてくれるし

やっぱり、先輩として凄く憧れてる

まぁ、だから俺は龍友君に言う事は

ないからさ。じゃあね」








「涼太…お前がそんなやつやとは

思わんかったわ！！

もう、別れる！涼太との関係は

終わりにする」







涼「うん、わかった

じゃあ、今までありがとうね

あ、でも相方としては

まだまだよろしくね？

じゃあ、次の仕事があるので

お疲れ様でした」







俺は、また幹部に呼ばれた





幹「片寄のニュースは見たか？」





「はい」





幹「あの記事は、事務所ではもう

どうにもできなかった

でも、相手の岩城さんは

顔が広いみたいでね…

まぁ、もともと片寄が言い寄られてたって

こともあって、片寄が自分が犠牲になって

岩城さんに、お前の記事掲載を辞めて

もらう様に頼み込んだんだ。

片寄が逃げない様に、片寄との関係を

メディアに出す事を条件に

お前の情報を消した。

片寄言ってたぞ、自分達が公表されたら

注目度も高くなって、ドラマの視聴率も

伸びるから一石二鳥ってな。

お前には、何の障害もなく

ボーカリストとして、頑張ってもらいたい。

そう言ってたぞ」








「そんな…じゃあ、涼太は

俺のために好きでもない男と

付き合って、メディアに流されたって

事ですか！？」








幹「あぁ。わかったら

夜遊びなんて辞めろ。良いな？

次、何か問題があったら

お前、首だからな」







「はい…あの、今から涼太のメディアって」






幹「無理だな。岩城さんは権力を持ってる

とても、顔が広い人だからな」







「そんな…」







幹「もう、今日は帰って良いぞ」






「失礼しました」






家に帰ると、朝まであった

涼太の荷物が、ほとんど無くなっていた…

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