かぞくってね

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壱馬side




次の日、学校いこうと思ったけど

荷物は家だったから

スタジオに遊びに来た






澤「壱馬！

お前、大丈夫か！？

何もされてない？」






「はい…」






澤「ちょっと待ってて！

岩さんに連絡するから！」





「え、、」





数分後、岩ちゃんが

スタジオに来た






岩「壱馬！」





澤「お疲れ様です」





岩「壱馬、何もされてない？

大丈夫だった？怪我は？」






「大丈夫」





岩「良かったぁ…

家、帰ろう？

俺も一緒に行くから」






「…わかった、帰る」





荷物取りに行きたかったし

ちょうど良いや






家に帰ると、リビングから

お父さんが走ってきた





涼「壱馬…」






「…」






何も言わずに、お父さんの横を

通って、2階に上がった






岩「壱馬！？」






荷物をまとめていたら

部屋のドアが空いた






「何？」






北「かずま…大丈夫？」





「何だ、北人か…」




北「かずま、家に帰ってきて

パパ、心配してるよ」






「北人、具合悪いの？

顔が真っ青だよ」





北「ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ…うん

昨日まで入院してた…

かずま、北人と一緒にいてよ。

1人だと寂しい」





「何言ってんの。北人には

お父さんいるでしょ？」






北「かず、ま…ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ」





バタンッ





「北人！？」





北「はぁはぁ…」




どうしよ…





北人を背中に背負って

リビングまで行こうとした




少しは意識があったのに

急に全体重がかかって

降りようとした途端に

北人が滑って落ちた






「北人！」





ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ





涼「何の音！？」





涼「北人！！」





階段下で血だらけになってる北人



階段上で、手を伸ばし突っ立てる俺





岩「何があった？」






涼「お前…何してんだよ」






「お、俺は…ほく、とを」





涼「帰ってきたと思ったら…

北人を落とす為に来たのか！？

答えろ！！壱馬！！」






「俺は、北人が…ｱｯ、ｵｯ」





何で？声出ろよ！


これじゃあ、俺が疑われちゃう！






岩「とにかく救急車！」






涼「北人！死ぬなよ！

大丈夫だからね！」






「お、れ…おと、さ…」





涼「北人…(泣

北人！！ごめん、北人…

北人、怖くないよ」





お父さん、泣いてる…


俺のせいで…

俺が、北人を落とした…

俺がちゃんと掴んでたら…

俺のせいで、北人が死んだ…

お父さんの大事な、北人が…

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