かぞくってね

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壱馬side



次の日、ちゃんと学校に行った

俺は、授業に出てないだけで

勉強だってちゃんとやってるし

宿題も出してる

ある物以外はね…




結「壱馬君、今日は

学校に来たんだね」






「…」






結「偉い！！

でも今日は大事な

お話があるから教室に居てね」







「…」





授業が始まった



別に勉強はできない訳じゃないし

問題なくやってたんだけど

隣の子から、紙を渡された





「何？」




友「知らない、回ってきた」




「あっそ」



紙を開くと

告白文が書いてあった




「はぁ…」




それからも何枚も回ってくる

全部違う女の子

でも、誰が誰だかわからない




これが嫌で、授業には

出たくなかったんだよ…






最後の授業になった




結「この時間は

今までやってきたテストを

まとめて返します！！」





色んな教科のテストが

返ってきた

ほとんど、満点だった


こういう所は

お父さんに似たのかな…

って少しだけ嬉しかった




放課後、帰ろうとしたら



結「壱馬君！

大事な話があるって

言ってあったでしょ！

教室に戻ってください」







「…」





結「壱馬君、自分のテスト

ちゃんと見た？」





「…ｺｸﾝ」






結「塾とかには行ってる？

誰かに勉強を教わったりとか」





「ﾌﾙﾌﾙ」






結「壱馬君、授業出てないよね

どうして、問題解けるのかな？」







「わかるから」







結「カンニングって事は

ないよね？」








「えっ…」







結「クラスで1番授業に

出ていない子が

クラスで1番成績が良いって

おかしいでしょ？

正直に言ってごらん？

お父さんには、連絡しないよ」







「やってない！

カンニングなんて…

やってない！」






結「でも、、

信じて貰えないような

行動してるの

壱馬君じゃない？」








「やってないもん！」







結「あともう1つ

どうして、他の宿題は

やって来るのに

日記の宿題はやらないの？」







「…」






結「黙るのはダメよ

正直に言いなさい」






「…日記なんて

書く必要ないから

何の為に書くの？」





結「どんな事をしたのか

教えて欲しいからです

それに、日本語も身につきます」







「俺の行動を

あんたには教えない！

あんたなんか嫌いだ！」







結「先生に向かって

なんて口聞くんですか！」







「学校なんて来たくない！！」






結「そうやって

また逃げますか？」

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