かぞくってね

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片寄 壱馬side



お昼寝してたら

おねしょしちゃって

友達にバカにされた

ムカついたから

ちょっと押して、髪の毛を

引っ張ってたら

先生に止められて

パパに電話された








教室で、積み木をして

1人で遊んでいた







涼「壱馬！！」






パパだ…






「パパ…っ」







涼「壱馬、お前

何て事してんねん！

何でお友達に痛い事

やったん！？」








「…パパﾎﾞｿｯ」







涼「壱馬、口あるやろ！

何か言いや！何であんな事

したんや！壱馬！」








「ｳﾙｳﾙ」







涼「パパな、人を傷つける子が

1番嫌いやねん！

壱馬、パパの嫌いな子に

なりたいん？」







「…」







涼「壱馬、そんな事してたら

友達いなくなるからな？

1人ぼっちになってまうで？」









「…」








涼「もう、ええわ

帰るで、壱馬」








涼「すみません

今後、この様な事が無いよう

言い聞かせます」








山「お願いします。

壱馬君が、おねしょなんて

とても珍しいので

お家でも見てあげてください」









「はい、わかりました」








家に連れて帰って来て

ご飯を作って、家を出る

準備をする








涼「壱馬、これご飯

もうすぐ出ちゃうから

食べて！」







「パパ、まだおこってる？」







涼「怒ってるで。

何で痛い事したん？」







「…」







涼「言わんのや？

なら、ええわ

壱馬は、そういう子なんやね

ガッカリや」







「ほくとのほうが

おりこうさん？

ほくとのほうが、かわええ？」







涼「当たり前や

北人は、人の事傷つけんもん

でも、壱馬もかわえ、、ｯ」







バタン！！







僕は、自分の部屋に

閉じこもった

ベッドに入って

カーテンをしめた







パパは、北人の方が好きなんや








「ふぇ、、ぇーん(泣」







ｺﾝｺﾝ







涼「壱馬、入るで！」







「…」





涼「壱馬、出てきて

カーテン開けて、顔見せて」






「…」







涼「パパ、おじさん来たら

北人のとこ行くから

ちゃんと、見せて」








「…」








涼「悪い事したら謝る

壱馬なら、できるやろ？」







「…」








涼「壱馬…本当に

出てきて？」







「…」






ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ





涼「ほら来ちゃったよ…

パパ、もう行かなきゃ

じゃあね、壱馬」





「…」





パパは、北人の所に

行っちゃった

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