2星河に願いを込めて 【ルーチェ成り代わり】 ページ7
A 「いいの。これが私の運命だから。」
リボーン 「フッ。オレは運命なんてモンは信じない。だが、あんたの言うことだけは信じてもいいかな。」
A 「ありがとう。」
いつか2人で話したときと同じ…いや、それ以上に美しい空が広がっていた。
_____A。
現在欠番になっている大空のアルコバレーノ。
そしてオレが1番惚れた女。
オレらがアルコバレーノになったあの時も、いつも未来を見透かしていたのか、ひとり落ち着いた様子だった。
自分がどうなるのか、分かっていても、どんなに辛くても常に笑みを絶やさなかったA。
そんなあいつにオレは__________。
そう言えばあいつにオレは何もしてやれなかった。
望まずとも愛人が作れたオレにとってあいつは唯一落とせなかった女。
ツナ 「リボーン!ユニが来てるけど…。」
オレがツナの部屋の窓辺でひとり月を見ながら想いを馳せていると不意にツナに呼ばれた。
ユニか……。
Aの孫であり、唯一のAの血縁者。
リボーン 「なんだ、ユニ。」
ユニ 「おばあちゃんからリボーンおじさまに向けてのメッセージが聞こえた気がしたんです。……だから伝えに来ました。」
不覚にも表情が固まった。
ユニはAの唯一の血縁者故に祖母の声が聞こえても不思議ではない。
ユニ 「……おばあちゃんは…“自分を責めてはいけません。私は何時でも側に居ます。_______星となって。だから何時でも自信を忘れないで。”と私に伝えて来ました。だからリボーンおじさま、どうかおばあちゃんの言葉を……………。」
ユニがそこまでいうとオレはスッ_____と水平に手を挙げユニの言葉を遮った。
言わなくても分かってるぞ、そんな事。
リボーン 「わざわざすまないな、ユニ。帰っていいぞ。ちょっとひとりになりたいんだ。」
気を利かせてくれたのかツナとユニは退出し、また孤独な静寂が訪れた。
あぁ、分かった。
オレとAは織姫と彦星なのか。
年に一度、Aはこうしてメッセージをユニを通して伝えてくれる。
一方的に、しかも年に一度しか聞けないAの言葉。
しかしそれだけでも十分にお前の存在が分かる。
そうか、そうだよな。
いなくなったんじゃない。
見えなくなっただけなんだ。
だから_______________
.
.
.
リボーン 「月が綺麗な夜だな。」
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cosmo(プロフ) - カラさん» 続きにはできなかったですが、一回書いてみたい内容だったので…(プロローグは私の趣味全開ですが…)楽しんでいただければ幸いです! (2017年3月20日 8時) (レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
カラ(プロフ) - cosmoさん» リクエスト叶えてくださりありがとうございました♪更新頑張ってください!毎回楽しみに拝見してます (2017年3月19日 23時) (レス) id: 5726dff851 (このIDを非表示/違反報告)
cosmo(プロフ) - 闇の道化師さん» ありがとうござます!ルーチェって個人的に結構好きなキャラクターで、発想は浮かぶんですけど、文にするのがなかなか大変です… (2017年3月19日 21時) (レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
闇の道化師 - ルーチェの成り代わりって新しいですね!これからも頑張ってください! (2017年3月19日 21時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
cosmo(プロフ) - ジュリナさん» ありがとうございます!最近更新できておらず本当にすみません…。またアイディアが浮かび次第まとめて更新します! (2017年1月2日 15時) (レス) id: 04bc803d78 (このIDを非表示/違反報告)
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