【リボーン】cosmoのアイディア置き場。

1-1巡る裁判は終わらない ページ1

復讐者 「裁判長、今日もまた1人連れて参りました。」

シルクハットを被り、顔を包帯で巻き、黒い長いコートを羽織った復讐者は何者かに話しかける。

復讐者の言葉に優雅な動作で振り向いたのは復讐者よりも遥かに小柄な少女。

その少女は振り向くと同時に漆黒の長い髪と髪と同じ色をしたフード付きのマントの裾がサラリと揺れた。

長すぎる前髪の所為で少女の顔は分からない。

？ 「そうか。ではそいつを一目見ておこうか。裁判は明日行おう。ではその新たな被告人の所に案内してくれ。」

復讐者は静かに頷くとそろそろと歩きだした。



少女 「やぁ、被告人クン。初めまして。私はここの裁判長、Aだ。」

少女はAと名乗り、既に牢獄に入れられている被告人に不敵な笑みで話しかけた。

A 「明日、君の裁判を行う。それなりに覚悟はしておいてくれ。…では明日、法廷で会おう。」

それだけ言うとAは今さっき歩いて来た石造りの廊下を歩いて行った。

裁判長、A。

復讐者のリーダーにして彼らの絶対的な支配者。

Aに感情は無い。

それ故Aの行う裁判には情状酌量は無い。

常に無情に被告人に判決を下す冷徹な裁判長。

そして________________________









哀れな被告人の命運の全てはAに懸かっている。

1-2巡る裁判は終わらない→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す