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アバズレさんと人助け ページ10

A『真ちゃん!!…と、その子誰?』


青「俺は乾青宗です」

あれ…聞いたことある名前


真「あれ、A?久しぶりだな!」


A『へへっ久しぶり、ちょっと老けた?相変わらず女には振られっぱなしか?』


真「一言…いや二言余計だわ笑」


青宗は初代黒龍に憧れていて、真ちゃんのバイク屋によく来るらしい


青「あの、Aさん、俺の事覚えてませんか?何年か前、俺の家が火事になって…その時、俺と姉を助けてくれたのがAさんだったんですけど…」

記憶を呼び起こすと、確かにあったようななかったような記憶が蘇ってきた


A『あ!あの時の子か、お前の姉貴とあの時の友達は元気か?』


青「はい、おかげさまで」


真「なんだ、お前ら知り合い?」


まぁね、と青宗の頭を撫でながら応える


真「上がってけよ」


A『ありがと。』


























真「お茶でいいか?」



A『嗚呼』



広々とした店内も、人が少ないと更に広く感じる



青「Aさんは真一郎クンやワカクンと仲良いんだね」


A『うん、…てか私だけさん付け?"ちゃん"でいいよ?』


青「分かった」


真「はいお茶。青宗はオレンジジュースでいいよな?」



青「ん。」



3人「「『乾杯』」」


カツンとグラスを交わす



A『エマと万次郎、イザナはどう?』


真「いつも通りだな、エマは俺たちとの暮らしに慣れてきてるし、万次郎は相変わらずクソ生意気…イザナとは文通してるよ」

みんなはみんなで充実してんだな…


A『長居するのも悪いしそろそろ帰るわ。次はメンテ宜しくね、真ちゃん』



真「おう、またな」


青「俺ん家にも来てよ、ココも赤音も会いたがってると思うし。」



A『うん』


青「それから…さ」


足を止め、青宗の方を振り返る


A『どうした、青宗』



青「俺、Aちゃんの事好きだから、これからはちゃんと異性として見てよ」


A『マセてんなぁ…ま、私が今の彼氏と別れたら考えてやらなくもないわ』


真ちゃんが後ろで騒いでいるのを無視して私は店を出た。

アバズレさんと忘れ物→←アバズレさんと春の夜


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設定タグ:東リベ , 逆ハー , 初代黒龍   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:藍染紅琳 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年7月10日 20時

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