アバズレさんと目に映るもの ページ39
一瞬、何が起きたのか分からなかった
唇に温かい感触を感じて初めてキスされた事に気がつく
蘭「今、Aちゃんに見えてるのは誰?」
A『ら、蘭…』
蘭「……違うだろ」
A『え?…』
蘭「俺を見てるんだったら、Aは絶対にあんな表情しない」
蘭が言うあんな表情、というのを自分では見たことがないから分からない。
けど、なんとなく分かる気がする。私は気付かないうちに重ねていたんだ
蘭「ちゃんと俺の事見てよ…」
その事がきっと蘭を、私を好きでいてくれる皆を知らぬ間に傷つけていた
A『ごめん…蘭といる時は、蘭のことちゃんと見る』
蘭「…うん」
そう言って私を抱き締める腕に少し力を入れる
A『…ねぇ蘭、私を好きでいてくれる貴方に聞くのは間違っている事かもしれないけど、……もし私に好きな人がいたとして、今私を好きでいてくれる皆を差し置いてその人を選ぶのは…ダメな事かな。』
蘭「ダメ……じゃないと思うよ。」
思わぬ返答に顔を上げる
A『な、なんで…』
蘭「Aちゃんが選んだ人なら、俺を含めるAちゃんを好きな奴らは潔く諦めて、その事を祝うと思うよ。…前みたいにAちゃんを傷つける奴は容赦無くボコボコにするけどさ」
蘭「まぁ、悩んでるうちは全然良いんだよ何も気にしなくて。思う存分俺らを誑かしても全然OK〜」
A『誑かしてるつもりは無いんだけど、流石に2人に言われるとそう思えてくる……でもありがと、蘭』
蘭「気にすんな〜」
こういう風にたまにお兄ちゃん属性を出してきて本当にズルいと思う。けれど今は竜胆が慕う理由が分かる
A『あ、タバコ吸い終わっちゃった』
蘭「じゃあ部屋戻ろうぜ」
A『もしかして待っててくれた系?』
蘭「ん〜…ちょっとそれはあるかもだけど、1番はAちゃんと話す機会が欲しくて一緒にいたってのが本音」
A『良かったね話せて、でも話しかけてくれれば普通に会話するよ?』
蘭「マジ?」
A『マジマジ』
部屋に戻ったら皆がゲームしていた。どうやらこっちはこっちで私と蘭を待っていたらしい。
その後はみんなでゲームして、いつの間にかその場で眠っていた。…アレ、前もなかったか?こういう展開
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