アバズレさんとタバコ ページ38
A『蘭、ベランダでタバコ吸ってもいいか?』
蘭「全然いいよ〜、てかAちゃんでもタバコ吸うんだね」
意外だとでも言うように分かりやすく目を丸くする蘭
そういえば、コイツらの前では吸ったことがなかった。
黒龍メンバーでタバコを吸うイメージがあるのは真ちゃんや武ちゃんあたりだろうか。
ああ見えてワカもベンケイもよく吸っていた。ワカは1度禁煙したが、やっぱり口が寂しいらしくまた始めたらしい。みんなの前では竹串を咥えて我慢しているが家に帰ったら存分に吸うんだとか。
A『うん。副流煙は身体に悪いからなるべくみんなの前では吸わないようにしてたんだ。』
蘭「気にしないのに」
A『こっちが気にすんの』
蘭「そういうものなの?」
A『そういうものなの…寒いから中に入っときな。風邪引くよ』
蘭「Aちゃん、ここ俺ん家」
A『知ってるよ〜』
蘭「なら俺もここに居ていいよね。家主だし」
ああ言えばこう言う、そういう所にまだ幼さが残っていてつい頬が緩んでしまう
蘭「なにニヤけてんの」
A『そんなにニヤけてた?』
蘭「うん、俺が分かるくらいのニヤけ具合」
A『ニヤけ具合ってなんだよwwあ、おいコラやめろ』
両頬を摘まれて弄られる
そんな時、ふと懐かしい事を思い出した
黒龍時代、私は真ちゃんとワカと3人で出かけていた時のこと
真「Aの頬っぺ柔らかそう」
真ちゃんが言った一言にワカが反応して、2人は私に熱い視線を送った
A『な、なんだよいきなり』
若「オレやるワ。ほら、Aこっち向け」
顔をグッと横に向かされて、その時はまだマスクをしていたけど頬っぺを引っ張られたりして弄られたっけ…
蘭「Aちゃん?」
蘭の声に一気に現実に引き戻される
A『あっ…ごめんね、ボーっとしてた』
蘭「大丈夫?」
A『大丈夫だよ。』
蘭「………そう」
流し目で蘭の方を見ると、心做しか瞳の奥が揺れているように見えた
そんな表情に私も思わず動揺し、目を見開く。危うく口に咥えているタバコを落としそうになった
A『…どうしたんだよ』
蘭「そっか、Aちゃんの目に映ってるのは俺じゃないんだね」
A『いきなりなにっ』
えっ…
私今、蘭にキスされた…?
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