(元)レディース総長アバズレさん【東京卍リベンジャーズ】 (ページ21)

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アバズレさんと家族ページ21

数日後、ムーチョと春ちゃんが花垣、ココ、青宗を拉致した事で東卍と天竺に完全に亀裂が入った事を知る

ボロボロになった花垣くんと青宗が真ちゃんの店に転がり込んできたらしい。

そして決戦日である2月22日がやって来た。

A『真ちゃん、花垣くんと青宗来たよ』

真「おー…で、どうした？」

青宗は花垣くんが正式に11代目黒龍総長になった事を伝えた。

花「初代の名に恥じない最っ高のチームを作ります!!!」

真ちゃんはただ一言、頑張れよ。とだけ言った。花垣くんはその意味を理解したらしい

イ「黒龍創設の日に11代目誕生か…おもしれー」

青宗と真一郎、私はその声に聞き覚えがあるので直ぐに誰だか分かった

イ「オマエが花垣武道か!」

イザナの登場に青宗が今すぐ襲い掛かりそうな勢いだ

A『落ち着きな、青宗!!』

青「落ち着いてられっかよ!!テメェ九井(ココ)をどうするつもりだコラ!!?」

イザナは胸ぐらを掴まれてもなお冷静だった

イ「どうするつもりも何もアイツの方から天竺(ウチ)に入ってきたんだぜ?」

イ「離せよ…オレは兄貴と話しに来ただけだ」

そして青宗には興味無いと言った。怒りを抑えられない青宗に、もう1人の声がかけられた

万「やめとけイヌピー」

花「マイキー君!!」

A『エマまでいるじゃん』

イ「へー兄妹で兄貴の元に?仲良いな」

状況を察してか万次郎は花垣くんに私とエマを連れて離れていろと言った

A『万次郎もそう言ってるし、離れようか』

少し離れた所に行って4人の様子を見守る

するとエマが口を開いた

エ「あの人がウチのもう1人のお兄ちゃん、"イザナ"だよね?」

A『なんだ、知ってたんだ…』

私から伝える必要はどうやら無かったようだ

エ「これから喧嘩するんでしょ?」

花「多分…」

A『まぁ、東卍と天竺は敵同士だからね』

喧嘩は避けられないでしょうね。と言えばエマは少し悲しそうに俯く

エ「男の子ってなんで喧嘩ばっかりするのかな?」

そう言ってエマは万次郎の事を話し出す

滅多に弱さを見せない所

でも本当はタオルケット握りしめてないと寝れないことも

エ「だからその時は、ウチが絶対マイキーを助けてあげるんだ!マイキーがそうしてくれたみたいにね!」

A『万次郎の事を1番よく分かってて支えてくれているのは、きっとエマなんだろうね』

エ「そうだと嬉しいな!」

笑った姿、やっぱり兄妹なんだなって思う