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アバズレさんと忘れ物 ページ11

A『あ、忘れ物した…真ちゃんまだ起きてっかなぁ』

帰宅してからバッグの中身を整理していると所持品がひとつ無くなっていることに気が付く


仮に店に真ちゃんが居ないとして、夜分遅くに真ちゃんの家に行って万次郎やエマを起こしてしまうのは悪い。倉庫からバイクを取り出して真ちゃんの店に再び足を運ぶ





A『真ちゃん、まだいる?』



真「お、Aどうした?」


良かった、店はまだ開いていた


A『実は忘れ物しちゃったみたいで…』



真「なら探すか、別に探した後で店閉めても全然大丈夫だし」

それに、Aと話せる時間増えたしな!!と真ちゃんが言ってくれた



A『真ちゃん、リーゼントの時はダサかったしモテなかったけど笑今はどうなんだ?』



真「笑いながら言うなよな…まぁ、それなりに?」

なになに嫉妬した?とウザ絡みしてくる


A『そりゃ有り得ねぇな(即答)』

真「そこは否定してくれよ…でも珍しいだろ、俺が可愛い女の子に声掛けられてもフるの」



A『確かに、今までは逆だったな…何かあったのか?』

真ちゃんの顔を覗くと、真っ黒な目と目が合った。




真「青宗に先越されちまったけど…その、初めて会った時からずっとAの事気になってたっつーか…俺もAの事好きだった」


A『え…真ちゃんが私を?』


真「うん」

突然の告白をされ、返事に困る



A『そっか…でもごめんネ、私には((「うん、承知の上で言ったから」…真ちゃんらしいや』


真「…気になったこと聞いてもいい?」


A『?うん』



真「Aの彼氏って…」


真「……いや、やっぱりなんでもない」




A『えー…そこまで言ったら言えよ笑』

こっちが気になるじゃんか



真「もしかしてワカなんじゃ無いかなって思ってたんだけど…」

違う?と聞かれたので違うと答える



A『違うよ、というかベンケイとワカに会いに行ったんだけど、ベンケイには"お前の彼氏ってもしかしシン?"って聞かれるし笑笑ホント似たもの同士だね』


そんな話をしていると、ガシャンという何かを壊すような音が聞こえた



A『……あっちからだよな』


真「ちょっと見てくる、Aはここで待ってて」



A『いや、私も着いてく。真ちゃんより私の方が強いし』



真「じゃあ頼むわ…」

念の為電気を消して、真ちゃんと2人で音のしたバイクが飾ってある部屋に行く事にした。

アバズレさんと強盗→←アバズレさんと人助け


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設定タグ:東リベ , 逆ハー , 初代黒龍   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:藍染紅琳 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年7月10日 20時

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