梵天の嫁【東京卍リベンジャーズ】 (ページ49)

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玖拾玖ページ49

稀咲は私からガッキーに視線を移す

武道「俺にはマイキー君みてぇなカリスマもねぇ」

稀咲「!?何言ってんだ？テメェ」

武道「ナオトみてぇに賢くもねぇし、ココ君みたいに器用でもない」

武道「ムーチョ君みてぇに体もでかくねぇし、ドラケン君みてぇに喧嘩も強くねぇ」

武道「○○ちゃんみたいにカッコよくもねぇ」

武道「だから、俺にできる事は一つ!!」

立ち上がったガッキーは

武道「諦めねぇ!!!」

俺より、断然カッコよかった

武道「死んでも諦めねぇ事だ!!」

稀咲「ぶっ殺す」

再び銃をあげる稀咲

A『やれるもんなら…やってみろよ簡単だろ？俺とエマを殺そうとした時みたいにな』

しかしすぐに下ろした

イザナ「(銃を下ろした…」

今度は殴ろうとしてくる

A『……弱っ』

俺が稀咲の拳を止めたとき、ドサッと倒れたガッキーをアッくんが支えてくれた

武道「アッくん!!?」

敦「どうした？諦めの悪さだけがお前の取り柄だろ？」

ガッキーの言葉と心に、心をうたれた東卍メンバーが次々に活気づいていく

1人だけブーイング言ってたのは気にしないでおこう…

周りから見ればただの餓鬼の喧嘩だけど、東卍は今信じた物のために、背負った物の為に戦っている。そんな風に戦えるチーム

A『いい仲間持ったじゃん、…行ってきな』

東卍メンバーは強く頷いた

A『(なぁイザナ、お前が目指しているのは何なんだ?俺らが目指した"天竺"は違った筈だ…』

稀咲「で!?ボロ雑巾が立ち上がってどう御託を並べたってよぉ負けんのには変わりねぇぞ!?」

稀咲「このまま東卍が消えてもいいのか？"タケミっち"」

武道「そのあだ名で気安く呼ぶな」

そのあだ名で呼んでいいのは東卍の奴らだけだよ。ガッキーは俺だけが呼ぶの

(幼)A『ガッキー、私が一生アダ名で呼ぶのは本当にカッケェって思える人なんだ。だからガッキーは、お前は私にとってカッケェって思える人!!』

武道「○○ちゃん、今の俺ダサいけどそのアダ名で呼んでくれるって事はカッケェって思ってくれてるって事…でいいんだよね」

A『うん』

武道「ありがとう○○ちゃん、後は俺に任せて!!」

ダサくなんてねぇよ、仲間のために戦えるやつはダサくなんてねぇ…私が保証してやる