梵天の嫁【東京卍リベンジャーズ】 (ページ5)

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ココside

乾家が火事にあったあの日、1人の女の子に会った

俺たちより年上な感じがする彼女は俺の大好きな2人を守ってくれた

あの日から数日経ったある日、病室で偶然彼女に会った。名前はAと言うらしい

明日から病院に一緒に行く事になった

帰り道、彼女が話を切り出した

A『あのさ、赤音さんの腕の事なんだけど』

いいか？と聞かれた

「金が必要なんですよね」

確か、1500万

子供の俺らじゃとても払える額では無かった

A『うん』

「俺、金について勉強します」

「金を作るなら、どんな手口でも使います。それで赤音さんが助かるなら」

A『1500万』

「え？」

Aさんがいきなり言った

A『1500万なら、私出せる』

私ん家かなりの金持ちだからさ(笑)と笑って言う

A『だから私は一くんに手を汚して欲しくない』

「……分かりました、ありがとうございますAさん」

うん、それでいいと大きく頷くAさん

A『けど一くんには、金を作る天才になって欲しいかな』

「どうしてですか？」

A『いつか、私の友達の力になって欲しいから』

Aさんは、その友達の事を話すと嬉しそうにする

少し、その友達が羨ましかった

「Aさんは、その人の事が好きですか？」

気づいたらそんな質問をしていた

A『うん、大好きだよ』

A『勿論、赤音さんも青宗くんも一くんも大好きだから』

私が、絶対守ってやる

「っ…」

今まで、赤音さんが好きだと思ってたから、結婚しようなんて言ってしまった事もあった

けどごめん、赤音さん

俺、やっぱりこの人が好きだ

女なのに立ち向かおうとする

そんな彼女が好きになってしまった

ココside終了