玖 ページ9
私が高二になった夏、久しぶりに高校に行くと何やら廊下が騒がしかった
A「あれ、ウチの学校にあんなイケメンいたっけ?」
B「なんか転入してきたらしいよ」
A『くだらな…(ボソッ)』
女共がキャーキャー黄色い声をあげている中、私だけがそこに混ざらずに通り過ぎて行った
私が学校に来る理由と言えば図書室の新作ホラー本を見ることか屋上で昼寝をする事ぐらいだろう。屋上へ出ると直ぐに寝転んだ
A『……放課後は図書室で寝るか…』
小さな本棚の上は最高だ。放課後の私だけの特権だから
初夏の暖かい風に睡魔を誘われ、気付けば眠っていた
チャイムが鳴り、目が覚めると既に昼休み
A『はぁ…いつもの静かな昼休みだと思ったのだが…』
相も変わらず廊下には女子がたむろしていた
コイツらは此処が
苛立ちが頂点に達した頃、声を発していた
A『おいテメェら、此処が何処だか分かってんのか?』
C「誰よアンタ!」
A『この学校で私の名前知らないヤツなんていたんだ。』
D「ちょっと何様のつもり?」
A『A様だけどなんか文句ある?』
A「ヤバいってCちゃん、Dちゃん!」
A『確かAちゃんだよね?君は覚えてたんだ、私が紅海月の総長だって事』
B「勿論だよ!(笑)」
C「え、紅海月って…暴走族だよね」
D「に、逃げよ?!」
A『チッ…おい他の女共と例のイケメン君も退けろよ?此処は私の縄張りだ。立ち寄ることは許さない』
私がそう言うとギャラリーの奴らもそそくさといなくなった。
例のイケメン君を除いて
蘭「へぇー…君有名なんだ」
蘭「しかも紅海月って浅草仕切ってたよね」
A『よく見たら…お前、六本木の灰谷か?』
蘭「せーかい♡俺は兄の灰谷蘭」
A『知ってる』
予鈴が鳴ったので図書室に入る
蘭「お前は名前なんて言うの?」
A『名乗るのは好まないが其方が名乗ったんだ、私も応えてやる。Aだ』
図書室のドアを半ば乱暴に閉めて、私は本を探した
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
161人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ