おはようのキスは甘く ページ6
トクトクトクトク・・
規則的な音が、耳のそばで聞こえる
そして、頬に感じる温もり
夢と現実の境目
いつも、この瞬間は憂鬱なのに
今日は心地いいと感じる・・
瞼を開けると、規則的に上下する胸
視線を上げれば、その心地よさを与えてくれてる人
整った顔は、眠ってても同じ
長い睫毛
スッと通った鼻筋
笑うと大きく開く口も、今は閉じられてて・・
無防備な状態で、私を抱きしめて眠ってるチャンソン
ふわふわとおりた前髪が、少しだけ幼く見える横顔
そんな腕の中から、起こさない様に体をずらしベットを降りた
夕べ大きな窓から差し込んでいた月明かりが、朝日に変わろうとしている
暗くて分からなかった大きな窓の向こうに、綺麗に整えられた庭が見え
ガラスに手を当てて、どこを見るでもなくその庭に視線を向けていた・・
手から伝わる、外の寒さ
ガラスに息を吹きかけると、白く曇る
冬の朝、白く曇った家の窓に子供の頃、落書きしたっけ・・
懐かしくなって、ガラスに息を吹きかけ何を書こうか迷っていると
顔の脇から、スッと伸びた手がガラスにハートを書いた
驚いて、手を見上げるとチャンソンがにっこりと笑ってる
「あっ・・おはよ」
チャンソン「おはよ」
片手で私を抱きしめると、ハートにまた息を吹きかけ、白く曇ったその中に『찬성』と書き込んだ
チャンソン「あげる」
「・・え？」
チャンソン「Aに、あげる」
そう言って、ガラスに書いたハートを指差した
その指が、私の左胸に触れると、一瞬冷たさを感じた後に温かくなる
チャンソン「俺をAに、あげる」
「え？」
チャンソン「2人で一緒に居れる時間は、普通の恋人よりずっと少ないから・・」
抱きしめられた腕に、少しだけ力が入った
これからチャンソンが何を言うのか、緊張して体が強張ってしまう
チャンソン「出来るだけ、2人の時間を作れるようにする」
「・・うん」
チャンソン「その2人で居る時の俺を、Aにあげる」
「2人で、居る時？」
チャンソン「仕事してる時は、誰の物にもなれないけど・・2人の時は、Aに俺をあげる」
そこまで言うと、私の耳元に唇が触れる感覚
チャンソン「ねぇ・・俺の事、貰ってくれる？」
こんな甘え方されたら、抵抗できない・・・
「キスしてくれたら、貰ってあげる」
その言葉を塞ぐように、キスが唇に降りてきた
世界で一番甘いおはようのキスで、2人の時間が始まる
恋人の時間
窓に書いた文字 チャンソンSide→←俺達の相性 チャンソンSide
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ヒイナ(プロフ) - (名前)マコさん» マコさん、こちらこそありがとうございます(//∇//)チャンパの勝手な妄想なので、チャソペンさんを不快にさせるのでは？と、不安なまま書いてるので、凄く嬉しいです。ゆっくりですが、続けて書いてますので、時間がある時読んで下さいね(〃'▽'〃) (2016年6月4日 5時) (
レス) id: ad2b530062 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - すごくキュンキュンして幸せな気持ちになれます！！今日一気にここまで読んでしまいました♪チャンソンペンには本当にたまらないです！！ありがとうございますm(_ _)m！！ (2016年6月3日 21時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ヒイナ(プロフ) - はるさん» ウヨンの話から読んでいただけて・・(*´ω`*)拙い妄想ですが、ファンだと言って貰えるなんて(T^T)これからも、楽しんで貰えるよう頑張りますo(^-^)oパス申請の時も、優しいメッセージありがとうございました<(_ _)>次も書き始めたら覗いてみて下さいヾ(o´∀｀o)ﾉ (2016年2月18日 4時) (レス) id: ad2b530062 (このIDを非表示/違反報告)
ヒイナ(プロフ) - mimiさん» キュンキュンしていただけて、書き手としても嬉しいです(//∇//)次も、頑張ってキュンキュンして貰えるよう、妄想繰り広げて行きたいと思います！コメントありがとうございました<(_ _)> (2016年2月18日 3時) (レス) id: ad2b530062 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - チャンソンとヌナのお話ありがとうございます!!ウヨンのお話の時から、ずっと読ませていただいていますが、ファンです!!私はその一言だけ伝えたいです！今後ヒイナさんの作品を見つけたら必ず読みます!!ヒイナさんも、体に気を付けてください(^^ゞ (2016年2月18日 2時) (レス) id: 3358ff4bf4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒイナ
| 作成日時：2016年1月6日 0時
