ツンデレ彼女

24 ページ14

神山side




神「なぁしげ？」

重「ん？どした？」

神「しげ、俺のこと好き？」

重「え？何いきなり、もちろん好きやで？」

神「そっか、」

重「？」

神「ちょっと散歩してくる」

重「え、あ、うん。って俺も行く！」

神「しげは家おって」

重「何でぇ…」

神「じゃ」

重「……すぐ帰ってきてな？」

神「……おん」

重「いってらっしゃい」

神「…いってきます」









重「どうしたんやろ神ちゃん。今日様子おかしいなぁ」









はぁ……
しげ…ほんまに俺のこと好きなんか？
ほんまは女の子の方がいいんちゃうかな…


神「んぁぁぁぁぁぁ！！もうっ！なんっやねん！」


叫んだから周りの視線が…俺には深く突き刺さるよ…








pururururu


ﾋﾟｯ


重「あ、もしもし〜？」

神「何？」

重「え、いやぁまだ帰ってけてへんのかなぁって」

神「まだ2分しか経ってないけど」

重「え、あ、うん。えと、早めに帰ってきてな？」

神「おん。」





何か、わからんくなってきたな…
俺、しげのこと……







？「あ！大毅くんのお友達ですよね〜！」

神「え？」

？「あっどうも初めまして！実彩乃っていいます！大毅くんのおとももちでぇす！」

神「お、おと、おとも、お、おとももち？」

実「はぁい！あのぉ！大毅くんのお家ってぇわかりますぅ？」

神「えあ、あ、はい」

実「あっじゃぁ教えてもらえますぅ？」

神「え？えっと…何でですか？」

実「あ〜ちょっと用があってぇ」

神「用ってなんですか？俺伝えときますけど」

実「あっいや直接話したいことなんでぇ！てか教える必要あるんですかぁ？ただのお友達でしょ〜？」

神「…………あぁ、まぁはい。そうですね。」

実「えっ…？もしかして……付き合ってる…とか？」

神「……っ」

実「あっそんなわけないよねぇ！！きもちわるぅい！」

神「………やっぱり」

実「え？なんですかぁ？」

神「あ、いえ。着いてきて貰えますか？」

実「あっは〜い」





あかんわ。
もうわからんくなってしまった。
しげ、この子は多分お前のこと好きや。俺なんかやめてこのこと付き合えよ。

25→←作者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す