月夜に輝く。【ロロノア・ゾロ】 (ページ3)

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『ほら、大人しく捕まって。』

夜、女はある海賊と戦っていた。

街灯がない。月の光だけが視界の頼り。

｢この女…強ェ……！！｣

｢舐めやがって…！！クソがァア"ア！！！｣

女は刀一本で容易く男の二つの刃を止め、跳ね返す。

｢ヴァッ！！｣

男はドサッと尻もちをつく。

『わかるでしょう？私には勝てない。

あなた達は私のお金になるの！』

｢クソ……女のくせに調子こいてんじゃねぇ！｣

女は少し黙り、男に刀を突きつける。

｢ヒッ…！｣

『女だからなんだ…？

それ以上言ってみろ、

ぶっ殺してやる』

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｢船長に手ェ出すなァァアアア！！！｣

『……』

女の後ろから海賊の仲間が走り込んできた。

振り向いて斬ってやろうと思ったその時。

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｢三刀流鬼斬り！！！｣

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｢ったく、女相手に何人がかりだ。｣

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『……マリモみたい』

｢あ"ァ？！｣

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二人が出会ったのは、三日月の夜。