春の勉強 - 9 - ページ14
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もう少し一緒にいたかったな。
でもそんな事は言えず、
私は
『 ありがと 』
と言って、
差し出された手に私の手を重ねる。
『 送ってくれてありがとう 』
「 ん 」
こいつは...
お礼言ってるのに冷たいなあ。
冷たい割に
まだ手離さないしどうしたんだろ。
そういえば...
まだ私、
こいつの前で
" 玲於 "
って呼んでないんだよね...。
「 ...もう少し一緒にいたかった? 」
『 ...別に 』
「 俺は...
もう少し一緒にいたかった。
でもAは " 別に " そんな事
思ってないんだもんなあー。
俺さっみしーなー。
下の名前でも読んでくれな 「 うおっ 」」
『 ...私だって、
もう少し一緒にいたかった。
......またね、
玲於。』
そう言って家に逃げ込もうとすると、
腕を引っ張られて、
また佐野の腕の中に戻った。
「 抱きついたまま言われると
顔見れないじゃん。」
頭の後ろに回されてた腕が緩み、
私より大きくちょっとごつごつした手で
私の両頬が挟まれ
上に向かせられる。
「 もっかい呼んで。」
『 ......玲於 』
それだけ言って
赤くなった顔を隠すように
玲於の胸に顔を埋める。
「 ははっ、
真っ赤ー 」
そう言う玲於の心臓が
私よりドキドキ鳴ってたのは
気づいてないフリしてあげた。
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OREOMAN(プロフ) - 〇〇さん» 完結するまでがんばりますっっ!!!ありがとうございます(;_;)! (2016年8月10日 2時) (レス) id: e38d9f275a (このIDを非表示/違反報告)
OREOMAN(プロフ) - くまのぷーさんさん» ずっとだなんて( i _ i )待ってくれてた方がいて嬉しい!!!!ありがとうございます^ ^ (2016年8月10日 2時) (レス) id: e38d9f275a (このIDを非表示/違反報告)
OREOMAN(プロフ) - ツンツンさん» 楽しみって言ってもらえるの本当嬉しいです〜!ありがとうございます(;_;) (2016年8月10日 2時) (レス) id: e38d9f275a (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - やばいです!早く続き読みたいっ 更新待ってます!!!! 応援してます^^ (2016年8月4日 23時) (レス) id: 85e5e6131b (このIDを非表示/違反報告)
くまのぷーさん - きゃぁぁぁあ!!!更新されてる!!!ずーっと楽しみにしてました!!!これからも無理せずに頑張って下さい( ´ ▽ ` )ノ (2016年7月29日 10時) (レス) id: cf8db695fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:OREOMAN | 作成日時:2015年8月21日 23時