Salt boy # ｿ ﾙ ﾄ ﾎﾞｰ ｲ

３ ９ 度 の 熱 - 8 - ページ31

『 また熱 上がってきたとか...？』






そう言いながらベッドに近づく。






そして...、






「 ...いろいろ、ありがと。」






顔を赤らめながら言われた...。






一瞬、一瞬だけ、可愛いって思った。






「 あと –––––– ... 」






『 んー？』






私の腕を引っ張り...、






佐野が耳元で...、






「 お礼に何かしてあげる... 」






耳元でやられると何か...






佐野の息と唇が微かに



耳に当たってくすぐったい！






てかなんかエ ロい！！






「 真っ赤〜(笑)」






『 うるさい！』






「 てかいつになったら教室帰んの 」






それで私は教室に向かった。






あっ...もう教室 着いちゃった...。






ドアを開けた。






宇「 あれ、名字 」






『 遅れました〜 』






なんか松さんは呆れた感じで私を見てる。






まあ、訳は後で聞かれたら言えばいっか...、



授業は後...20分だけだ！






松「 じゃあ、えーっと...



教科書１０８ページ解いて〜 」






そしてみんなは教科書に集中。






宇佐美先生が佐野の席に座った。






宇「 玲於どうだった？」






松さんもこっちに近づいてきた。






松「 治るまで看病してやれよな〜 」

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