Salt boy # ｿ ﾙ ﾄ ﾎﾞｰ ｲ

幼い彼は冷たい彼 - 18 - ページ19

よく見ると数原先輩と同じやつじゃん...



ペアリング！？






付き合ってるのかな？






『 えと...名字Aです... 』






「 よろしくね！



それで...玲於君、



何でうちらまた集めたの？」






私に笑顔を向けて挨拶してくれた後、



佐野君に視線を戻した彩先輩。






一応もう１回自己紹介しよう...。






佐野玲於。






茶髪で背が小さい。






ふわっと笑うと幼いのに



面倒くさがり屋の冷たい男だ！






「 あぁ...名字が今日からここに入ります」






そう言うと



「 そうなんや！」



と彩先輩が言った。






へぇ...私ここに入るんだ。






...って、アホか！






『 私入るって言ってない！』






「 知ってる 」






知ってる、



じゃない！






私が混乱してる時...、






「 いえーい！



初めての女の子だー！」






そう言って彩先輩は私に抱きついて来た。






「 本当？



じゃ、契約書だね 」






そう言って立ち上がって、



机から何かの紙を出した片寄君。






「 これからまた楽しくなりそう！！



なっ、 龍兄(りゅうにい)！ 」






亜嵐君は数原先輩の腕をバシバシ叩いた。

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