Salt boy # ｿ ﾙ ﾄ ﾎﾞｰ ｲ

幼い彼は冷たい彼 - 13 - ページ14

「 名字 ？ 」






『 ぬぁっ！』






急に佐野君に話しかけられて



変な声出たし...、









「 何かあった？」






『 えっ、いや...何にもないよ！』




私...凄まじく焦ってるけど...、



バレてないよね...？






「 ふーん 。」






初めて会った人の前でエ ロ本を



手にしてるなんてどんな状況！！






まあバレてなさそうだから良かった。






–––––っというか...、



佐野君すっごいにやにやしてる...。






変なの。






でもまさかこの教室に...



こんなのがあるなんて...。






見て見ぬふりするしかない！






元の位置に戻そう！






これでいいよね！






–––––ダダダダダ...。






『 ... ？』






数分経った時。






なにやら遠くから変な音が聞こえる。






空耳かな...？






––––– ダダダダダダダッ！






...いや！






空耳じゃない！






近付いて来る？






なんか嫌な予感...。






–––ガラガラガラッ、






「 うぅぅわっ！」






そう思ってた私の予感は...、






–––ドシャッ。






...当たってた。






『 わあ... 』






今の状況を説明すると...、

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