屋上の黒髪少女 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:4,645 hit

事件ファイル４ページ6

白皇ＳＩＤＥ～翌日～ＩＮ屋上
昨日のライブの反響もあって、イジメを受けているA様は疲れ切っていた

勉強しなくても学年１位を取れるA様は屋上にいつもいる

僕も勉強しなくても２位は取れますが…

『…奏人、お腹空いた』

白「お弁当はどうしたんです？」

『捨てられた…』

白「メロンパンでいいですよね？」

『…ありがと』

メロンパンを渡すと静かに食べ始めるA様

…小動物みたいで可愛いですね

いつも無表情なんですけど甘い物大好きですもんね

あ、ライブの時は作り笑いしてますよ。僕もですけど

『美味しい…』

白「そうですか？良かったです」

『…うん』

キィィィィ

梅「Aさん、今日もここにいたんですか？」

入ってきたのは同じクラスの梅﨑仁

正直言って此奴は気に入りません

『…何の用？』

A様は心底嫌そうに顔を歪め、梅﨑仁を見る

『…早く帰ってくれ』

梅「今日はちゃんとお昼食べてるんですね」

『…悪いか？』

梅「隣、良いですか？」

『…もういい。勝手にしろ』

そういいつつも僕の後ろに隠れるA様

ここまでA様が他の人を警戒するようになったのは全部…三笠海羽のせいです…

…潰しましょう、三笠海羽