ねこが1匹。 ページ2
【Aside】
朝日はとっくにのぼり、光がふりそそぐ。
私の苦手な夏に近いことを肌で感じる。
A「……にしても、みんな遅くない……??」
いつもならとっくに、朝に強いお決まりのメンバーは自主練をしている時間なのに、誰ひとりいない。
朝に弱いメンバーも体育館には着いている頃のはずなのに。
────ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ……。
まばらだけど確かな人数のいる足音が聞こえてきた。
音がしたすぐ近くの壁から先頭の人達が顔をのぞかせ……
…………??
A((なんかみんな、下向いてて元気ない……？))
あのいつでも元気すぎる木兎さんや
ﾍﾗｯと笑って挨拶してくる及川さんだって
落ち込んでいるのがよくわかる。
ただならぬ雰囲気を感じて
どうしたの、と声をかけようとした時。
山本「……俺は、俺は信じないっ!!
あの、Aさん!!!!」
A「(ﾋﾞｸｯ!!)……な、なに？」
いきなり沈黙を破った山本は、大声で私の名前を呼んだ。
山本「……あ、あの、
か、彼氏いるって、、、
それもけ、け、け、研、磨だって、、、
本当ですか!?!?!?」
A((あー……そーゆー…。))
朝から予想しなかった、いや予想なんてできるはずもない話だが、冷静に受けとめられた。
下を向いていた男子たちはいっせいに顔を上げ、私の返答を待っている。
ﾁﾗ、と研磨を見ると、少し気まずそうに視線を泳がしている。
何かはあったのだろう。
まぁでも研磨が言ったのなら、わざわざ“違う”なんて言って隠す必要はない。
A「……うん、ほんと。
それより練習はじめよ。時間より遅れてるよ。｣
各高校主将
「｢｢｢遅れてる!?まじか!!集合ー！｣｣｣｣
主将が集合をかけたことにより、膝から崩れ落ちていた多くの選手は素早く立って走って行った。
みんなのバレースイッチは入ったようだ。
A「まぁ、隠してたわけじゃない、し。(ﾎﾞｿｯ)」
とりあえず自分もマネの仕事をしようと廊下を歩き始めた。
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ゆりと白鳥(プロフ) - スイカバーさん、コメントありがとうございます!!自分の作品を見つめ直す期間に入っておりましたが、更新を少しながらもできるような状況になりつつあるので頑張ります！これからもどうかよろしくお願い致します！ (2023年3月7日 12時) (
レス) id: 828f7fac15 (このIDを非表示/違反報告)
スイカバー - 続きが気になりますこれからもいままで通りファイトです (2023年1月16日 1時) (レス) id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ゆりりんさん、コメントありがとうございます!!試行錯誤の期間が長く更新が遅れてしまうことも多々ございますが、これからもよろしくお願い致します！ (2022年3月11日 21時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - めっちゃキュンキュンします！更新楽しみにしてます！ (2022年3月10日 11時) (レス) @page19 id: 3aa826c620 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ミルクさん、コメントありがとうございます！長らく更新が出来ませんでしたが頑張りますのでよろしくお願い致します！ (2022年2月25日 20時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりと白鳥 | 作成日時：2021年6月23日 22時
