私が想いを認めず隠している理由�� ページ39
....僕が想像していたより、少し上をいった
過去だった。
きっとAは今も『大切な人のそばにいれなかったこと』を悔やんでいるんだと思う。
3人の大事な時、自分はいなかった。
戦えなかった。
自分を残して亡くなってしまった。
これは、大切な人ほど深い傷だ。
...Aのそばにいた夕って人に、
ちょっとだけ嫉妬したのは、、、内緒。
でもひとつ残ってる。
『僕に嫌われてしまうかもしれない』話。
...まぁ、絶対そんなこと、天地がひっくり返ってもないけど。
A「私...私は...夕さえいなくなってし
まった日から...。
...日輪刀が、使えなくなりました。」
...また夕のこと言ったな。少し妬けるな。
まぁ、一応。一応、その事は置いておくか。
...日輪刀。...日輪刀が？
無「...え？そうだったの？じゃあ武器
は...。」
Aは何かを取りだした。
A「扇子、です。これは、3人がいなくな
ってしまって、日輪刀も使えなくなっ
た後。
１回、雪原家に戻ったんです。ある
日、舞の稽古と今様(うた)をよんだ
ら...。」
Aは話を止めて考え込んだ。
...なんだろう？
すると突然、あっ という顔になり、
A「霞柱様、傷って...ありますか？｣
無「...あ、割れたお皿を片付けた時に。」
僕の右手の人差し指が切れている。
血はもう止まっているけど。
A「じゃあ私の左手の上に霞柱様の
右手を、傷がある方を上にしてのせて
ください。」
無「...えっ、う、うん。」
言われるがままにそうした。
...僕よりも手、小さいなあ。。。
Aは扇子を持っている。
何をするんだろう？
A「では、失礼しますね。」
Aは扇子を少しの風が出るくらいに動かしながら
...いたいのいたいのとんでいけー((ﾎﾞｿｯ…
それ、なんですか。かわいいんですけど。
...可愛すぎて、辛い。
ふと、人差し指がほわっとあたたかくなった気がして見てみると...。
無「...あれ？傷がない？」
あったことが分からないくらい、綺麗に元通りになっている。
A「はい。どうやら私は『扇子と声』で
治癒能力が発動するらしくて。」
でもそれは3人がいなくなってからだった。
...酷く寂しそうに言っていた。
私が想いを認めず隠している理由。��→←私が想いを認めず隠している理由。��
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ゆりと白鳥(プロフ) - 澪凪さん、コメントありがとうございます！すごくすごく嬉しいです！できるだけはやく更新頑張ります！どうかこの作品をこれからもよろしくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (
レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - るあさん、コメントありがとうございます！続きが気になるってお言葉はものすごく嬉しいです！これからもどうかこの作品をよろしくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！すごい上手ですね！更新楽しみにしています。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 続きが気になるぅぅ！！！ (2021年3月26日 21時) (レス) id: 58ab197994 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ほのさん、コメントありがとうございます！まだまだ未熟な所が多いですがこの作品をこれからもどうかよろしくお願いします！ (2021年3月26日 9時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりと白鳥 | 作成日時：2021年3月16日 11時
