久しぶりの明るい心の色。�� ページ12
ー無一郎sideー
僕の不注意で女隊員に怪我をさせてしまったため、蝶屋敷にきた。
責任は責任だし、僕はこの女隊員に付き添った。
隣で歩いている女隊員をちらっと少し見ると、
女隊員は少し俯いているが、頬を少し染めているのがみえた。
...この女隊員には悪いけど、今隣歩いているのがAだったら...。ってぼんやり考えてここまで来たんだよね。
蝶屋敷に入ってすぐにAを見つけた。
『A』と呼んだ時、Aのまとう空気が僅かにゆれたのは気のせいだろうか。。。
案内して欲しい、と言った時
Aは少し俯いていて、、目は泳いでいて
僕を全くうつそうとしないし、左手で右腕をつかんでいて、その手も震えている。
...さすがに変だ。
どうしたの？
大丈夫？
何かあった？
そう僕が聞こうとした時
僕よりも先にAを呼ぶ声がした。
言う機会を逃した僕は、それでも諦めずに
Aを見て目で訴えていたがAは終始俯いていて少しも気づいてはくれなかった。
善逸の話をされた時Aは少し笑っていた。
だが、きよが『霞柱様方』と言った時、
もう一度Aの顔は曇った。
その時に僕は気づいた。
Aの顔が曇る時には
僕たちがいたり、話しかけたりする時じゃないか？ と。
不安に満ちた、可能性が高い疑問が浮かんだ。
その考えは治療の部屋に行ってもずっと離れなかった。
...それと同時に。
簡単にAを呼んで、Aに来てもらえる善逸に少し...妬いた。
やきもちなんてかっこ悪いな と思った。
むしろその様子を見せたらかっこ悪すぎにも程がある、と。
だから心の中だけにとどめておこうと
...そう思っていた。
女隊員の治療が終了し、すぐにAがいる
善逸達の部屋に行った。
...そこで見たのは。
ー善逸と炭治郎に優しく頭を撫でている
Aだった。
それを見た時に目の前が真っ暗になった。
でもそれは数秒で、さっと自分の身を隠した。
心臓がじりじりと焼き付くような痛みをともなって、それはおさまる気配がなかった。
あまりの痛さに、少しだけ、視界がにじんだ。
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ゆりと白鳥(プロフ) - 澪凪さん、コメントありがとうございます！すごくすごく嬉しいです！できるだけはやく更新頑張ります！どうかこの作品をこれからもよろしくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (
レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - るあさん、コメントありがとうございます！続きが気になるってお言葉はものすごく嬉しいです！これからもどうかこの作品をよろしくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！すごい上手ですね！更新楽しみにしています。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 続きが気になるぅぅ！！！ (2021年3月26日 21時) (レス) id: 58ab197994 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ほのさん、コメントありがとうございます！まだまだ未熟な所が多いですがこの作品をこれからもどうかよろしくお願いします！ (2021年3月26日 9時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりと白鳥 | 作成日時：2021年3月16日 11時
