久しぶりの明るい心の色。�� ページ11
無一郎くんの腕の強さがその時に弱くなった。
その隙に私は体を動かして、無一郎くんの正面に立った。
少し驚く無一郎くんの顔をまっすぐ見つめながら
A｢少し、かがんでください。｣
無｢...え？｣
A｢少しかがんでください。｣
無｢？うん。｣
無一郎くんが少し膝をかがめてくれた。
...私の背よりも小さくなってくれた無一郎くんの頭へ、私の左手は優しく頭において、右手は無一郎くんの頭を撫でた。
A｢弱かったらなんて、言わないでくださ
い。あなたの力はたくさんの人の命を救
ってきているんですから。
...それに、怪我で苦しむ霞柱様を見た
くありません。｣
サラサラとした無一郎くんの髪を撫でていたら、私の心のモヤモヤは消えていた。
無一郎くんは3秒ぐらい目を見開いていた。
ふっと口元を緩ませたかと思ったら、
無一郎くんの腕が私の腰を抱き寄せた。
A｢えっ、わぁっ！｣
無一郎くんがかがむのをやめたので、無一郎くんの頭から両手が離れてしまい、とっさに無一郎くんへぎゅっと抱きしめた。
無一郎くんから正面で抱きしめられていると分かった途端、また頬が熱くなった。
とっさにぎゅっと抱きしめてしまったことに気づいて、パッと手を離し、謝ろうとしたら。
無｢A、手離したらダメ。｣
抱きしめている無一郎くんの腕が少し強くなった。
...手を離したらダメ
...ダメ
...!?!?!?
...抱きしめたままがいいってこと！？
理解した途端、また頬の熱が上がったが、
恐る恐るもう一度無一郎くんへ抱きついた。
ふわっと香る無一郎くんの香りに安心し、
ぺたっと無一郎くんの肩に私の頬をおいた。
...少し無一郎くんの心臓の音がはやくなったのは、気のせいだろうか。
私の心はあの夕暮れの空のように
きらめいていて、あたたかかった。
ただ、ずっとこの時間が続いて欲しいと
願っていた。
／／／／／／／／
し｢あらあらーお熱いですねぇ。｣
きよ、すみ、なほ
｢ええ、2人とも幸せそうです。｣
き｢Aさんの表情が曇っていたまま霞柱様
は女隊員様の元への付き添いで離れてしま
いましたからね。
治療中の霞柱様はすごく怖い顔で何か考え
ていましたよ。｣
なほ、すみ｢それに、善逸さんと炭治郎さんに
やきもちをやいたんでしょうね。｣
4人｢かわいいですねー｣
久しぶりの明るい心の色。��→←久しぶりの明るい心の色。��
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ゆりと白鳥(プロフ) - 澪凪さん、コメントありがとうございます！すごくすごく嬉しいです！できるだけはやく更新頑張ります！どうかこの作品をこれからもよろしくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (
レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - るあさん、コメントありがとうございます！続きが気になるってお言葉はものすごく嬉しいです！これからもどうかこの作品をよろしくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます！すごい上手ですね！更新楽しみにしています。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 続きが気になるぅぅ！！！ (2021年3月26日 21時) (レス) id: 58ab197994 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ほのさん、コメントありがとうございます！まだまだ未熟な所が多いですがこの作品をこれからもどうかよろしくお願いします！ (2021年3月26日 9時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりと白鳥 | 作成日時：2021年3月16日 11時
