聞いても、いいかな。 ページ25
色々な店をまわって楽しく過ごし、足を休めていたと
無「あの、A...。」
無一郎くんの声のトーンで言っていいか迷っていることが分かる。
A「ん?」
わざと少し明るい声をだした。
無一郎くんは意を決したように
無「不死川さんのところに行った時、その、2人
で竹刀ふってたの見えて、なんで2人で?
って不死川さんに聞いたら『そうするしか
ないから』って言ってて。
...だからどうしてかな、って。」
...宇髄さん達はこうなることを予想してたのかな。
無一郎くんが過去につながることを聞くことを。
ー知りたい本気度、時と場合。
私はそう答えた。
でも本人を前にすると...。
ーどうしよう。たまらなく怖い。
何も言わない私に気を使ってか
無「...言いたくないならいいんだ。
...僕だから言えないっていうこともあるか
もしれないし。。。」
無一郎くんは寂しそうに笑っていた。
ー私、なんで、無一郎くんにこんな顔させちゃってるんだろ。
いやだ。たまらなく自分がいやだ。
でも言うのは怖い。
頭の中がグルグルしていた。
ーこの話言ったら、無一郎くんに嫌われる?
離れていってしまう?
そう思ったら スゥッ と一筋涙がつたった。
無「...!?泣いてるの?えっどうしよう。」
無一郎くんが焦ってオロオロしている。
私は何か、言わなくちゃ。
A「それは、ね。私の過去に関係があるの。あの、ね。もしかした、ら、ね。」
涙が溢れてきて、つっかえながらしか話せなくなってしまった。
涙に困っていた時、ふわっと無一郎くんの香りがしたと思ったら。
ー無一郎くんに抱きしめられていた。
無「...ゆっくりで、いいよ。話せないなら、
話せないでいいよ。」
無一郎くんのぬくもりにほっとした。
私も無一郎くんを抱きしめた。
A「もしかしたら、この過去を言ったら
私を嫌いになるかもしれません。」
無「大丈夫。そんなことは絶対、ないよ。」
優しい言葉にまた涙が溢れてきた。
それと同時に力が入らなくなってしまって
目の前が真っ暗になってしまった。
...何も、見えない。
無「?A?どうしたの?」
無一郎が私の顔を見ようと抱きしめている腕を離した瞬間。
グラッとAが後ろに倒れ...。
無「えっ」
無一郎が腕をのばし、Aを抱きとめた。
私が最後に聞こえたのは
無「...っっA!Aっ!!」
愛しい人が私の名前を叫んでいる声だった。。。
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ゆりと白鳥(プロフ) - 澪凪さん、コメントありがとうございます!すごくすごく嬉しいです!できるだけはやく更新頑張ります!どうかこの作品をこれからもよろしくお願いします! (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - るあさん、コメントありがとうございます!続きが気になるってお言葉はものすごく嬉しいです!これからもどうかこの作品をよろしくお願いします! (2021年3月28日 17時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませてもらってます!すごい上手ですね!更新楽しみにしています。 (2021年3月28日 12時) (レス) id: a0ad16ec48 (このIDを非表示/違反報告)
るあ - 続きが気になるぅぅ!!! (2021年3月26日 21時) (レス) id: 58ab197994 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりと白鳥(プロフ) - ほのさん、コメントありがとうございます!まだまだ未熟な所が多いですがこの作品をこれからもどうかよろしくお願いします! (2021年3月26日 9時) (レス) id: ba1b5c2a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりと白鳥 | 作成日時:2021年3月16日 11時