* ページ12
ー R e n . N ー
「…んっー」
朝や。
……いや、昼やった。
デートする
って昨日は言っとったけど、大して時間は決めてないし、何をするかも決めてないし、どこで待ち合わせかも決めてない。
どうするつもりなんやろうか。
とりあえず、ケータイには連絡は来てへんからまぁええか。
ご飯食べないと。…もう11:30だけど。
そう思って1階へと降りる。
リビング兼キッチンの部屋のドアを開ける。が、ちょっとした違和感。
ええ香りがすでに漂ってる。
「……は、?」
「あ!廉起きた?」
え、なんで紫耀がここにおるん?なんでご飯作っとるん?なんで?なんでここに?
寝起きの俺の頭ではなにも考えられん。キャパオーバーや。
「合鍵使って入ったの。」
「合鍵なんて俺渡したっけ?」
「え、ほら、付き合って1年経った頃、廉凄い不安定だったときあったの覚えてる?」
不安定だったとき。
あれか?仕事つらくて、紫耀の周りの女優さんに勝手に嫉妬して、病み始めてた時期のことか?
「その時にさ、不安になったらすぐに会えるようにってお互いに鍵渡したじゃん。」
あぁ、なんかそんなようなことしたようなしてないような。
俺それどこやったっけ。
「それを今日使わせていただきましたー!」
「なるほどな。でもさ、連絡入れといてや。
起きて、普段ならあるはずのない香りがしてきて、かと思えばご飯できてるとかビビるやん。」
「あ、やっぱり?俺普段サプライズとかあんまりやらないからどうするべきか迷ったんだよね。」
……ん?今紫耀サプライズって言った?
「…あ、やっば!
まぁいっか。いつかはバレるし。」
そう言って紫耀はいつものカバンを漁り始めた。
「廉、」
「……っ、」
「メリークリスマス」
そう言って渡された小さな袋。
え、これ開ければいいん?それともそのまま放置?
パッと見小さな御守りみたいな形やから開けん方がええんかな、
「それ、開けてみて?」
紫耀にそう言われてその袋を開けてみる。
「〜〜っ!!」
「廉、たくさん試練とか苦しいこと、辛いことあるかもしれないけど、廉となら乗り越えられる気がするんだ。
これからずっと一緒に人生を歩んでいきたい。
だから、廉の人生を俺にくれませんか?」
紫耀。
こんなの断る理由なんてないやん。
「…っはい、」
そこに入っていたのは、
【紫耀の家の鍵】だった。
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yamachi(プロフ) - れいらさん» そう言っていただけてよかったです!! いやあ、年越してから5日も経ってしまい申し訳なかったです(汗) (2020年1月5日 21時) (レス) id: 1586143535 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 今年もよろしくね#良かったです(*/∀\*)ありがとうございました☆ (2020年1月5日 21時) (レス) id: 26de836531 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - yamachiさん» ありがとうございます☆楽しみにしてます( *´艸) (2019年12月31日 22時) (レス) id: 26de836531 (このIDを非表示/違反報告)
yamachi(プロフ) - れいらさん» リクエストありがとうございます! 了解いたしました!!んふふ笑 新年早々の姫始め甘々で書かせて頂きますっ笑 (2019年12月31日 16時) (レス) id: 1586143535 (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 3希望したものです。リアル設定で甘々な裏が良いです。年越し後そのままどちらかの家で姫初めして欲しいです。 (2019年12月31日 0時) (レス) id: 26de836531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yamachi | 作成日時:2019年12月3日 22時