助けてもらった人たちはなんとキラキラアイドルの人たちでした。

２８ ページ28

岩本said

宮近から連絡きたって聞いて今日朝早くから来た。
佐久間が見せてきた京本との写真はまあ…可愛かった。
で、実際のえるが抱っこして降りてきたやつは可愛くて。
俺がおんぶしてやったりとかひたすら９人で姫ちゃんと遊びまくって。
Travis帰ってきたけど疲れてたから気を使って俺らが遊び相手になってたんだけど
急に丸まって頭押さえだして。
佐久間に呼びに行かせたら全員がすぐに駆け付けたけど気を失ったままで起きる気配がない。
のえるがまた、か…って言いながら医者を呼んでたけどまた、てことは
今までに何回もあるのか…？
照「なあ、今までにも倒れたことあんの？」
宮「あ、それは…
はい…まず出会いは姫が倒れてましたから…」
ワケありだとも薄々気づいてたしアイドルであることは隠して、って言われてたけど…
なんて感傷に浸ってたら急に姫ちゃんが叫びだした。
やめて、やめてってひたすら叫んでる。
それにお父様、だのお母様、だの言ってる。
虐待か…？
宮「姫！姫！」
ひたすら宮近を含めてみんなが呼びかける中さらにひどくなっていく姫ちゃんの顔色。
やっと宮近の声で目が覚めたみたいでまわりを見渡してる。
「、、」
さっきは声がでてたのに今はまた声がでなくなっていた。
俺らの顔に出ていたのか不思議そうに、少し怪訝そうにこちらを見ていた。
辰「とりあえず、姫ちゃんの汗…タオルとって。」
ふっかが姫ちゃんの汗拭いてあげて。
でもそれにしてもすっごい汗。
やっぱり相当な夢を見たんだろうな…
宮近がとん、とん、ってしてたら落ち着いたのかまた眠りについた。
ラ「あの、どういうことすっ、」
渡「ラウール。」
結構痛いとこをついていきそうだったから翔太がストップ。
中「別に話してもいいっすよ。
ただし、」

姫を傷つけたりしたら誰であろうと許しません。

力強く海人から言われた言葉。
多分、あいつらなりの決意なんだろな…
辰「それは俺らだってわかってる。
俺、個人としても。姫ちゃんを傷つけたくないし、逆に守りたい。
声は出なくても楽しそうに遊んでたあの笑顔。
夢でうなされてたさっきの姿。」
初めて会ったばかりだけど初めて聞いた姫の声は怯えていて必死な声だった。
あんな姿みせられて。守りたいって思わせてるもんじゃん…
でもメンバーの顔みてももう決意してるみたいでラウールでさえもキリッとしている。
宮「でも…傷つけたら…」
元「ちゃ、ちゃか！」
宮「わかってますよね？」

２９→←２７

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す