顔を隠した素顔とは＿＿【宮近海斗】 (ページ26)

今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:47,487 hit

・ページ26

普通にTravisの衣装の下見や晩御飯の材料とか買い物してたら

あっという間に今日のスクールの時間になっちゃった。

このまま直行しちゃえ～

宮近「あ、A！」

「んー？どしたの」

宮近「どしたのってお前が先帰るから！」

「あーごめんごめん(笑)

受取りに行かなきゃいけないとこあったんだけど、

海斗時間かかりそうだったから先に行っちゃった。

直行するってさっき連絡したじゃん(笑)」

宮近「いや、そうだけど…

先に言ってくれてもよかったじゃん、

暑い中お前を歩かせるわけにもいかねえんだし。」

「いやいや大丈夫だって(笑)

普通にスムーズに行動できました～」

同僚「なに、痴話喧嘩？(笑)

もうすぐ生徒たち来るんだからそこらへんにしときなよ～」

宮近「…ともかく、帰りは一緒に帰るから！」

「わかってるよ(笑)」

なにをそんな海斗は怒ってるんだ？？

今日はたまーにくる、海斗とセットではない、

一人のレッスン。

「はいじゃあ始めていきまーす」

「「お願いしまーす」」

今日は比較的私が担当する中では大きい生徒かな。

小学校高学年とか中学生とか…ん？

「あれ？？」

中学生「あ、A先生！？」

「あれ、ここのレッスンだったんだ！？」

中学生「あ、はい、今日からクラスチェンジで、」

あ、この子だったんだ、クラスチェンジで来たコ。

この子なら安心だな、学校でも一緒だし。

　

　

　

「「「ありがとうございました～！」」」

さっきの子を含め、みんな帰っていく。

「お疲れ様です～」

講師の部屋に入っていけばもう帰る準備を完璧に終わらしてる海斗。

「え、準備早くない？(笑)」

宮近「いや、早く終わったから。」

同僚「嘘だよ、帰ってきて急いで着替えてた(笑)」

同僚「何お前、今日デートでもあんの？(笑)」

宮近「別にないって、普通に家帰ってAの飯食うだけだから」

同僚「うわ、うっぜー！(笑)

なにその幸せアピール！」

同僚「まあ、この子たちは今に始まったことじゃないよ(笑)」

宮近「ほら、ぼーっとしてないで早く着替えて。」

「あ、うん。」