顔を隠した素顔とは＿＿【宮近海斗】 (ページ21)

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宮近「んで？

ダンス部の生徒さんはどんな感じ。

ちゃんとA、先生できてる？」

「うーん、高校生はね～

いい感じなんだけど、中学生がまだ…(苦笑)

自分から来てくれる子いなくて、

あんまりコミュニケーションが取れてないなぁ」

宮近「スキル自体は？」

「うーん、磨けば光る。

ただ、やっぱり高校生のほうが上手い子は多いなぁ。」

宮近「なんで？」

「な、なんで…」

宮近「まずは、コミュニケーションとってみたら？？」

「へ？」

宮近「Aの言う通り、コミュニケーションが

取れてないんだったら取ればいい話じゃん。

部活終わりでも前でも、休憩でも、

いくらでもタイミングはあるだろうし。」

「………。

かいと～～！！！

好き、大好き、愛してる。」

宮近「はいはい、わかったからテーブルの上乗ろうとするな

あとお前の愛、うすっぺらいな」

店員「お待たせしました～

チョコレートプリンパフェとイチゴのショートケーキと

抹茶アイスとフルーツパンケーキになります！」

「わ、ありがとうございます！！」

宮近「…俺、明日、Aのご飯ちゃんと食べたいんだけど？」

「…大丈夫、私が食べるから。」

宮近「っ、お前なぁ…！(笑)

また太るぞ。衣装はいらなくなっても知らねえからな。」

「……っ！！」

やばい、完全に忘れてた。

久しぶりにここのお店来たし、

気が済むまで食べちゃおうと思ったのに、

「むぅぅぅ…！」

宮近「…俺になにか言うことは？(笑)」

「…半分こ、しよ、」

宮近「ん、いーよ(ニコッ)」

「海斗大好き～～～！！！！」

宮近「そんな薄っぺらい愛はいらないから、

今日の夜…寝かせないからね。」