顔を隠した素顔とは＿＿【宮近海斗】 (ページ12)

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約束ページ12

『先生さようなら！！』

一条「さようなら～バイバーイ！」

宮近「怪我すんなよー」

『せんせぇー』

一条「んー？どうしたの。」

幼稚園や小学区低学年くらいの子のダンスレッスン終わり、

幼稚園の女の子が私たちの元へやってきた。

『せんせい、しってる？？

おさなななじみって、けっこんするんだよ！！』

………。

宮近「ふはっ、(笑)」

一条「お、幼馴染ね、！

そ、そうなの、どこで聞いたの？？」

『わたしのね、おさなななじみがね、

けっこんしようねーって！！』

一条「そ、そっかそっか、」

最近の小さい子はほんとにおませさんが多いな…

『だから、せんせーたちも、

いつかけっこんするんでしょ？？』

一条「っ、う、うーん、」

宮近「そうだよ、先生たちいつか結婚するの。」

一条「ふぇっ！？！？」

『えへへ～やっぱりー！！

じゃあねーままのとこいく！』

宮近「ふっ、気を付けて帰れよ～(笑)」

…え？

え、なんか、聞こえた、？気のせい、？

一条「…か、海斗、？」

宮近「ん？(笑)」

一条「なんか、幻聴聞こえた、」

宮近「俺と、結婚してくんないの？」

一条「え、いや、今、するの、？

プロポーズ、」

宮近「いーや？

ちゃんとした形で、プロポーズするよ？

でも、Aと結婚したいくらい大好きだってことは

ちゃんと本人にも伝えとかないと。」

一条「…バカ、」

宮近「ふふっ、お褒めの言葉、感謝します(笑)」

そう言うとすぐにレッスンの片付けを始めてしまう海斗。

…こっちの気も、知らないくせに…