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松倉海斗said
Aが見つかって3日。
もう、リハが再開し、復帰するらしい。
「…お騒がせ、しました…！」
川島「これからは、ちゃんとお兄ちゃんに、言ってから、」
「もう、それ耳にタコができるくらい聞いた…！
お兄ちゃんに散々怒られたんだからっ！
みんなもそんなに責めないでよ、！(笑)」
みんな、どこか空元気なんじゃないかと心配してたけど、
予想とは打って変わって、全然、前のAだった。
中村「…まじで、心配したんだからな。」
”ギュッ”
「ごめんねぇ、うみくん…
ずっと一緒にいる、って約束。
守れないかとおもっちゃった(笑)」
中村「約束破りにはきつーい罰があるんだからな。
もう、二度とこんな思い、させんなよ…」
「うん、ごめんね。うみくん。」
海人も、思い入れが強いのはわかってる、
だけど、やっぱり、Aの恋人と名乗る俺としては、
１番に来てほしかった、行きたかった、というところがある。
松倉「…A。
リハ終わったら、ちょっと話せない？(コソッ)」
「…わかった。」
言おう。ちゃんと。
思いを、伝えよう。
「…まちゅ、話って？」
松倉「…俺、最近ずっと悩んでたんだ。
だけど、やっぱり……
俺、Aの彼氏には、ふさわしくないみたい。」
「…え？」
松倉「Aが体調悪いのも見てるだけだし、
なんなら全然気づかいできてなかったし。」
「そんなこと、」
松倉「それに、俺、Aに男として、意識されてないこと
身に染みてわかったし。」
「…ごめん、」
とりあえず付き合ったら俺に気持ちが傾いてくれる、
なんて浅はかな考えだったんだよ。
松倉「…だから、終わりにしよう、この関係。
…Aの彼氏だーとか、言ったけど、
彼氏面するだけしといて全然彼氏らしいこと、できてなかったから、
Aは、俺と付き合った、なんて思わなくていいよ。
ノーカン。だから…なかったことに、しよう。」
「…わかった、、」
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作者名：不思議の国の姫乃 | 作成日時：2020年12月26日 14時
