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七五三掛龍也said
やばい、やばいやばい。
絶対にこの状況はやばい。
なんで既読がつかない？なんで返事がこない？
なんで今、誰もAの居場所がわからない？
川島「っ、しめ、前！！」
理性はもうほぼ残ってない。
今だって信号を無視して突き進むところだった。
七五三掛「くそっ、、」
時間はどんどん進んでいく。
Aが帰ってこなくなって、どんどん時間が経っていく。
ちゃんと俺が止めてれば。
Aは家出なんかしない限り、ちゃんと連絡をする。
なのに、なんで…
”ガチャ”
宮近「じゃあ、しめ、頼む、」
七五三掛「わかった。」
青白い顔で、家を出るちゃか。
心配する気持ちはわかる。だけど、なんであんな怒ってたんだ、？
そこだけが理解できない。
あれは心配からくる怒りじゃない。
だとしたら、なぜ…？
Noel宮近家族と合流。今から警察署に向かいます。
実家にも、戻ってないようだし、
ここ最近、Aの様子が…おかしかった。
倒れた後、身体が心配だから無理をしてほしくなかった。
なのに、Aは、無理をしようとした。
……なんで、？
Aの行動に理解ができない。
なんで自ら身体を壊すような真似を？
なんで、俺らを頼ってくれない？
なんで、なんで、なんで…？
”ブブッ”
松倉冷静に。冷静にいこう。
松倉焦っても、仕方ないから、
なんで、お前はそんな冷静でいられるんだよ、
っ、でも…
しめ助かった。おかげで冷静になれた。
A…お願いだから、
誰かの家に遊びにいって、連絡忘れたとかに、してくれ…
そしたら怒らないから、
怒らないから、そうやって朝でも昼でも夜でも、
笑顔で帰ってきてくれ……
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作者名：不思議の国の姫乃 | 作成日時：2020年12月26日 14時
