宮近海斗の妹は__５ (ページ15)

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はぁ……

挨拶周りにいろいろしてたらホントに疲れる…

「あ、すみません、ちょっとお手洗いへ…」

”ふらっ”

佐久間「っと、、大丈夫ですか、？」

「あ、はい、、

すみません、」

佐久間「いえいえ！

みなさん酔ってらっしゃるので仕方ないですよ(笑)

僕も一緒にお手洗い行ってもいいですか？？

実はさっきからずっとあの席の女優さんにロックオンされてて、、(苦笑)」

「ああ、はい…」

男性とトイレに行くのはなんだか恥ずかしい。

佐久間「そういえば、今日は海斗くん…」

「ああ、来てないですよー

もともと、今日の打ち上げも言わずに来ました(笑)

知ってるのはのえるくんだけです。」

佐久間「なんだかそれ、秘密の恋みたいですね(笑)」

「あはは、そうかも？(笑)」

それぞれ男女でトイレに別れて、鏡を見る。

はぁ、本当に醜い。

こんな顔じゃ、私のファンは本当に離れてしまいそう。

「うっ…」

急いでトイレに駆け込む。

さっきから、全然口にしていなかったのに、

それだけでさえ、あがってきてしまう。

「はぁ、はぁ、はぁ……」

怪しまれるといけないから、

長くはトイレにいられない。

”ガチャ”

佐久間「あ、Aさん。」

お互い、トイレの出るタイミングが一緒だったようで、

身体がぶつかりそうになる。

佐久間「そろそろ、効くはずなんだけどな…(ボソッ)」

えっ…？

”クラッ…”

佐久間「おやすみなさい、Aさん＿＿＿」

ニヤリと笑う佐久間さんをばやけて視界に入りながら、

私は意識が遠のいた。