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永瀬廉said
永瀬「なぁーごめんってー
ごめんってなぁー」
松村「もっと言ってやれ！！」
「ふんっ！
廉くんなんてしーらないっ！」
永瀬「ちょ、まじでごめんって…！」
俺は大きな失態を犯してしまったらしい。
緊急事態宣言が解除されてきて、徐々にこの家に足を運ぶ回数も
戻ってきたころ。
北斗くんとたまたま居合わせて一緒に姫と遊んでいた昼下がり。
姫が最後の一口として残しておいたイチゴを、
俺が食べてしまったらしい。
松村「姫ーまた俺が買ってやるよ」
「別にいいもん、廉くんにいーっぱい買ってきてもらうんだから」
う、お、、
永瀬「りょ、了解っす、、」
松村「あ、俺のも。」
永瀬「え、えぇ！？ま、いいっすけど…(笑)」
顔を合わせるたびにAちゃんのことが頭によぎる。
いくらなんでも、顔がそっくりすぎる。
あのAちゃんが、大きくなったらこんな顔になるのかな、って…
「っ、ごめんね、？れんれん、ごめんね、？」
永瀬「っ、Aちゃん！？
っ、違うか、ごめん、姫…
そんな落ち込まなくていいよ。考え事してただけ。」
っ、びっくりした、れんれんって、、
永瀬「っ、ごめ、ちょっとジュース取ってくるわ、」
「？？ うん。」
松村「…どうした、(コソッ)」
キッチンにいき、冷蔵庫に手を伸ばした瞬間、
北斗くんに聞かれる。
いや、これは…
永瀬「なんも、ないっす、(笑)」
松村「せめて姫の前では笑っとけよ、」
”ガタッ”
永瀬「っ、姫！？」
大きな音がして慌てて姫の方を向く。
「っ、ごめん、なんでもない！(笑)」
松村「どうした？バランス崩した？」
「あ、うん、そうかも、(笑)」
少しうつむく顔でさえ、Aちゃんに似てる…
永瀬「姫、大丈夫、？」
「う、うん、大丈夫だよ！
気にしないで(笑)」
続く (更新停止中)
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作者名：不思議の国の姫乃 | 作成日時：2020年11月23日 1時
