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まさか、あの如月さんだったなんて…
うちの、特にお父様の右腕的存在で、
いつも一緒に海外を飛び回っている。
いつも、名刺をもらったりだとか、
なにかと卯に月の卯月だったから、
わからなかったな…
お父様が、この学園を選んだ、理由なのかも、？
凛「私と結月、同じ部屋なんですけど、
大丈夫ですかぁー？」
「ええ、もちろん！
私、同年代の女の子のお部屋に伺ったことがないから、
ドキドキしてるの！！」
如月母「………。」
後ろで、なんとも言えない表情になっているのは、
空気感でわかる
だけど、あなたのせいじゃないんだから。
気にしなくていいのよ。如月さん。
凛「じゃーん！」
結月「さっ、お茶会の準備が整うまで、
こちらで３人きりでお話しましょ！
お母様も、ここにいてはダメですよ？？
ふふふっ！」
如月母「わかったわ。
ああ、Aお嬢様には、申し訳ないのですが、
今日主人が帰ってくることもあり、
日本支社に向かわなければならないのです…。」
「そ、そうなのね…
お話できるかと、思っていたのに残念だわ。
…と、いうことは、お父様も来日されるのかしら？」
如月母「え、ええ、私はそのように伺っておりますが。」
「そうなの。聞いていなかったわ。
帰ってくる気がないのかしら…」
如月母「…私が言うのもなんですが、
ご両親の愛を存分に受けて育っておりますよ、
Aお嬢様は。」
「ふふふっ、そうね、ありがとう。如月さん。」
如月母「いえいえ。
では、私はこれで。失礼致します。」
パタン、
凛「もうっ、驚いたんだからね〜！？
Aが、まさかあの神崎家の神崎だったとは、って！」
結月「いつも、寛容で温厚な母が、
初めて怒った姿を私達に見せました…(笑)」
「あらあら(笑)
ごめんなさいね？あまり、日本では知られたくなくて…。」
凛「私っ、一生Aお嬢様についていきます！」
「へ？？」
結月「私もです！
Aお嬢様が、ご迷惑でなければ、
側近として、お側に仕えることを、お許しください。」
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作者名：不思議の国の姫乃 | 作成日時：2021年3月5日 22時
