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「結月さん、凛さん、ね。
さっきは助けてくれてありがとうございます。
神崎家、神崎Aと申します。
と、言っても二人ともAクラスの方よね？」
結月/凛「「は、はい、！」」
「よかったわ、合ってて。
ここは…？」
結月「ここは、生徒会室、
生徒会長の部屋です。」
「あ、ああ、ここが生徒会室…。
噂には聞いているわ。この間のパーティーなど、
いろいろ無茶を言ってしまって申し訳なかったわね。」
凛「いえいえ！
Sクラスの皆様とお仕事ができて、光栄です！」
結月「それに、以前、A姫様に助けていただいてから、
私はお慕いしておりますので…。」
「…？？」
結月「昨年の事です。
体育祭で各自出場科目を決めるときに、
いろいろと助けていただいて…」
「ああ、あの時の！」
凛「私は、まだA姫様と、
お茶会ができていなくて悲しいです…」
「や、やっぱり…！
お茶会に誘ってくださった方よね？
ごめんなさいね、しばらく学校に来てなかった上に、
Aクラスまで足を運べていなくて…」
凛「いえいえ！
こうやってひと時の間でもお話できてうれしいです！」
結月「あ、こら、凛！」
「うふふっ、二人は仲がいいのね。」
結月「まあ、大変失礼いたしました、」
「いいのよ、今はただの同級生でしょう？
気にしないで。」
凛「それより、なんでA姫様は、
閑也王子から逃げてこられたんですか？？」
結月「こらっ！凛！！
勝手なコト聞かないの！！」
「いいのよ(笑)
私、なんで逃げてしまったんでしょう…
あ、ああ、しずくんから逃げてきたわけじゃないのよ？
Sクラスの教室から飛び出してきちゃって…
多分、それで追ってきたんだと思う。」
結月「なにか、あったんですか…？」
「私自身も、なんで飛び出してきたのか、わかってないのよね(笑)
なんだか、ちゃか、
ああ、宮近くんに言われた言葉が嫌になっちゃって…」
凛「A姫様を悲しませたんですか！？
ちょっと殴ってきます！！」
「こらこら(笑)
別に宮近くんが悪い訳じゃないの
ただ、私が勝手に感じただけだから…(笑)
話、聞いてくれる…？」
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作者名：不思議の国の姫乃 | 作成日時：2021年3月5日 22時
