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七五三掛龍也said

っ、俺、なにしてんだよ…









北斗「坊ちゃん、いーの?」









七五三掛「うるさい。」









北斗「Aちゃん、残念そうな顔してたけどなぁ…」









七五三掛「お前が名前呼ぶな。」









北斗「おっと…ごめんごめん。」









……半ば強引に誘って、

強引に連れまわして…

体調悪いこと気づかずにずっと見回って、

ちょっと休憩させてる間にプレゼント買いに行ってたら

これでしょ…

ちゃかとのえるが偶然居合わせたからいいものの、

あの時のAちゃん、平然を装っときながら、

ちょっと震えてたし…









七五三掛「あーもう、なにしてんだ、俺…」









北斗「だから言ったのに。

やめとけ、って。」









七五三掛「うるせえ、わかってるよ。」









北斗に追い打ちをかけられるように…

言われなくてもわかってる。

少しでも可能性があるかな、って思って、

今日、誘ったんだ。

………強引に。









七五三掛「北斗、仕事。」









北斗「え〜?ねぇよ〜

っつーか、今日は仕事入れるなって言ったのそっちじゃん〜」









七五三掛「うるせえ、仕事。持ってこい。」









こんな感情をかき消すかのように仕事をすればいい。

芽生えかけてたこの感情を、

いや、咲きかけてたこの感情を。

捨て去ればいい。


…ちゃかが来た瞬間に、あんな表情見せられたら…

身体も動かなくなるし、思考も停止するわ…









グシャッ、









Aちゃんのために、買ったけど…

いらねえな、このあとどうせちゃかがどうにかするだろ。









七五三掛「あー…クッソ、(ボソッ)」









自分の感情に素直になれないのが嫌になる。

情けない自分を認めたくなくて。

なに女の子傷つけようとしてたんだよ…。

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作者名:不思議の国の姫乃 | 作成日時:2021年3月5日 22時

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