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romance 88 ページ39

「疲れてたら寝てて。お腹すいたらそこにあるの摘んでいいから」

運転席と助手席の間にはコンビニの袋が置かれていて、ボトルのコーヒーやお菓子が入っていた。

「あー、でもあんまり食べすぎない方がいいよ」

「わかった」

低く流れるボサノバ。高速道路に入るころには少しうとうとしてしまった。

半分夢見心地のまま、車は目的地に着いたみたい。1時間くらい走っていたようだ。

肩を優しく揺さぶられて目を覚ますと、そこは立派な旅館のエントランスだった。

「勇太・・・?」

「降りて。ごはん食べようぜ」

理解が追いつかないまま手を引かれていくと、和服の女性が丁寧に頭を下げてくれた。

「ちょ、ちょ、ちょ」

お部屋に通されて、ようやく勇太が振り向いた。

「ど、どうしたの、ここ・・・」

「泊まるよ?」

「いや、そうじゃなくて・・・」

にっと歯を見せた勇太に頭を撫でられる。

「俺、すごいがんばったんだよねー。知ってるでしょ?」

知ってる。うちの社は仕事納めの日に社長表彰があるのだ。勇太の名前が呼ばれて、みんなの前でアイドルよろしくニコニコお手振りしていた。

社長表彰には金一封の副賞が付くんだよね・・・そういうことか。

「Aとさ、プチ贅沢しようかなーと思って」

「そっか。ありがと」

ふふふ、と笑い合ってると、仲居さんがお食事を運んできてくれた。仕事終わりでヨレヨレだから、お部屋食で助かる。

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設定タグ:神宮寺勇太 , King&Prince , 妄想
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レジーナ(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございます(*´ω`*)アチラもお楽しみいただければ幸いです! (2020年6月14日 13時) (レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - レジーナさん、いつも楽しく小説を読ませていただいてます!終わっちゃってさみしいって思ってるくらいほんとこのお話すきでした!2人の今後が気になってしまいます!夜のお話楽しみにお待ちしております♪ (2020年6月14日 13時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
レジーナ(プロフ) - ぴぴさん» オトナのための欲求不満解消小話です!(≧∇≦) (2020年6月14日 12時) (レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぴ - 夜のおなじみのやつってなんですか…? (2020年6月14日 11時) (レス) id: c6b90d1663 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レジーナ | 作成日時:2020年6月1日 12時

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