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romance 8 ページ9

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「勇太。どうしよう」

「ん?なにが?」

カウンター席の隣でグラスビールを傾けていた勇太が、首を横に傾げる。

「実家に、誘われた・・・」

「えっ」

ザワザワしたバルの店内に大声が響いた。向こうのテーブルの女の子たちがこちらをこっそりと伺ってる。思わず首をすくめた。

「ちょっと!やめてよ!」

「ごめん。でも、それって」

ビールのグラスはキンと冷えていて、指先がかじかみそうだ。

「シゲくんの実家の近くに動物園があってね、オカピがいるの。見たことないなーって話してたら、じゃ動物園のついでに実家寄る?って」

『ついでだから全然気負わなくていい』ってシゲくんは言うんだけど、なんだか急に目の前に『結婚』の2文字が浮かび上がってきたような気がして。

「Aは行きたくないの?」

隣から勇太が覗き込んでくる。

「行きたくないわけじゃないけど・・・なんか、いいのかなって、わたしで。

自信がない・・・っていうか」

シゲくんはとても大人で、尊敬するところがたくさんある。顔もすごく格好よくて知識が幅広いし、料理も本当に上手だし、好きだなって、思う。

「うん」

勇太がまたグラスに口をつける。黄金色の液体が、その喉へと落ちていくのをぼんやりと見ていた。

「んー・・・急だったから、なんか不安になってるのかも」

「仕事のペースも全然違うしね。最近デートしてる?」

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レジーナ(プロフ) - どさんこさん» ありがとうございます(^ ^)少しでもお暇潰しになれば幸いです☆ (2020年5月15日 17時) (レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - うわあ〜!!!!!!待ってました!ありがとうございます(^^) 私も最近は海人と神宮寺の爆イケ具合が上がってきてます!!これから楽しみに読ませて頂きますね(^^)またきます!頑張ってください。 (2020年5月15日 17時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レジーナ | 作成日時:2020年5月15日 13時

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