romance 24 ページ25
お父さんもなんとなく家に居づらかったみたいで散歩に出てしまっていたから、家の中でシゲくんと勇太が寛いでいる。
なんだかお兄ちゃんと弟みたい。ひとりっ子なのに、急に兄弟が増えちゃった。
「加藤さん、アルバムとか見ます？卒アルだけじゃなくて、Aのヌード写真とかありますよ」
「んなっっっ！！ちょっと何それ！！」
「あ、０歳のときのですけど」
「それ見たいって言ったら、俺ヤベー奴じゃない？」
アハハ！と大口開けて笑う勇太と、苦笑いするシゲくんと、焦るわたし。
３人で騒いでいたら、ウチのお父さんがやっぱり神宮寺のおじさんを伴って帰ってきた。
ひとしきりペコペコと挨拶をして、みんなでコタツを囲んでお昼を食べた。
人見知りなシゲくんは、側から見てもかなり頑張って、お父さんに話しかけてくれている。
「へぇ〜、お父さんて職人さんなんですね」
お父さんが作ったガラスの器を眺めてるシゲくんがサラッと放ったひとことに、どきりと心臓が鳴った。
お父さん、か。
もし、シゲくんと結婚することになったら、お父さんはシゲくんのお義父さんになるんだ・・・
たったひとりの家族だったのに、仲間が増えるような。ちょっぴりむず痒いような嬉しさが、じわりと胸に広がる。
「A、よかったね」
いつのまにか隣に座っていた勇太が柔らかい声を出した。
振り向けば、優しく目を細めてる。
「うん」
この子は本当に、いつも人をよく見てる。素直に頷けば、白い歯を見せて満面の笑みを浮かべた。
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レジーナ(プロフ) - どさんこさん» ありがとうございます(^ ^)少しでもお暇潰しになれば幸いです☆ (2020年5月15日 17時) (
レス) id: f10a3ced08 (このIDを非表示/違反報告)
どさんこ(プロフ) - うわあ〜！！！！！！待ってました！ありがとうございます(^^) 私も最近は海人と神宮寺の爆イケ具合が上がってきてます！！これから楽しみに読ませて頂きますね(^^)またきます！頑張ってください。 (2020年5月15日 17時) (レス) id: 2b49440ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レジーナ | 作成日時：2020年5月15日 13時
